投手・大谷の復帰は間違いなく後押しになる(C)Getty Images

 現地時間6月12日(日本時間13日)、米スポーツ専門局『ESPN』が全30球団のパワーランキングを公開し、その中で大谷翔平山本由伸佐々木朗希が所属するドジャースは、前週発表された2位から4位に後退。タイガースだけでなく、メッツヤンキースにも抜かれ、今季最低の順位となっている。

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 記事内で同局のオールデン・ゴンザレス記者が「かなり悲惨だ」と評したのは、投手陣の状況だ。10日(同11日)の敵地パドレス戦は、2番手マット・サウワーが111球の力投を見せるも、4回2/3で9失点を喫し、エンリケ・ヘルナンデスが異例の6回途中から野手登板。11日(同12日)もベン・カスペリアスが急きょ先発し、4回1失点と長いイニングを投げた。

 ただ、このような状況を踏まえながら、「投手陣に希望の光が見えてきた」とも指摘しているゴンザレス記者。先発ローテーションの一角を担うと期待されたサイ・ヤング賞左腕のブレイク・スネル、右腕タイラー・グラスノーらが順調に回復しており、「復帰へ向けて前進中だ」とポジティブに報じられている。

 もう一つの好材料は、投手・大谷の回復状況だ。10日(同11日)の試合前には、実戦形式の投球練習(ライブBP)に登板し、マイナーの打者延べ11人に対して、安打性の打球はゼロ。6奪三振、1四球と好結果を残しており、「来月のどこかで復帰するはずだ。それまで耐え忍ばなければならない」と二刀流スターの復活と、チームの踏ん張りに期待が寄せられていた。

 なお、今回の球団パワーランキングで上位に選出されている10球団は、以下の通りだ。

1位 タイガース(前回1位)
2位 メッツ(同3位)
3位 ヤンキース(同4位)
4位 ドジャース(同2位)
5位 カブス(同6位)
6位 フィリーズ(同5位)
7位 ジャイアンツ(同9位)
8位 パドレス(同7位)
9位 アストロズ(同10位)
10位 レイズ(同15位)

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ESPN球団パワーランキングで2位→4位後退…苦境の中でドジャースに見えてきた“希望の光”とは?「それまで耐え忍ばなければならない」