
現役高校生たちが2泊3日の修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける恋愛番組『今日、好きになりました。』(ABEMA/以下:今日好き)。6月9日にオンエアされた『マクタン編』最終話では、かなと(河村叶翔)×りのん(相塲星音)の“かなりの”カップルが新たに誕生した。
旅の序盤、参加した5名の女子全員から第一印象で気になる相手に指名された、かなと。そんな爆モテ男子を射止めたのは、上目遣いが得意で、誰よりも素直に気持ちを伝える、りのんだった。今回の取材は、かなとが初日にあったとある事件から“ハンモックニキ”の呼び名で親しまれていることや、りのんが所属するYouTubeグループ「めるぷち」など、お互いのSNSでの動きにも触れながら進行してみた。最後には、こちら側から求めたわけでもなく、かなとからりのんへの熱い告白も……。あの旅の続きが、ここに在る。(一条皓太)
・「私は気にしないけど、気にする人はいると思う」(りのん)
ーーはじめに、おふたりの身長差から教えてほしいです。
かなと:僕が180cmなので、大体18cmくらいです。
ーー先ほど、取材写真を撮影していましたが、りのんさんの上目遣いと、かなとさんがそれに気づいて恥ずかしがる構図が素敵だなと思いながら眺めていました。やはり18cmの身長差があってこそですね。
りのん:その写真も載ってるのかな。楽しみです!
かなと:りのんがすごくかわいくて。本当に大好きです。
ーーかなとさん、とても気持ちのこもった表情ですね。りのんさん、ちゃんと見ましたか?
りのん:いつも照れて見れないんです!
かなと:たしかに。意外だけど、僕が気持ちを伝えるときはいつも目が合わないかも!
ーーかなとさんがイケメンすぎるからかと。ただ僭越ながらTikTokを拝見したところ、視聴者から“ハンモックニキ”の呼び名で驚くほどイジられつつ、かなとさん自身も旅での印象が覆されるほどふざけ倒しているようでしたが。
かなと:あっ、やばっ……観られてるんだ(笑)。そうです、結構ふざけるタイプです。
ーー“ハンモックニキ”は、ねねさん(時田音々)とした初日の2ショットで、ハンモックから落下したことに由来するものですが、あの一連の流れは女子目線だといわゆる“蛙化現象”につながりそうだなとも。
かなと:ごもっともです。どう考えても蛙化する。
りのん:ですよね~。
かなと:うおぉ! やばい、終わった。
ーーりのんさんは現場で目撃こそしていませんでしたが、やはりそう感じる?
りのん:私自身、蛙化を経験したことはないものの、あれはそうなっても仕方ない。
かなと:あかん。
りのん:でも大丈夫。かなとくんの場合は「面白いかも」の方が勝ったから! カッコいいのに、どこか抜けている部分も見えるのは、ギャップがあってむしろ好印象だったよ。
かなと:ギリ耐えた(笑)。でも実際、気になる男子がハンモックから落ちること自体についてはどう?
りのん:私は気にしないけど、気にする人はいると思う(笑)。
かなと:りのんは優しいね。ちゃんとオブラートに包んでくれるから(笑)。
ーー今後のTikTokでは、ハンモック落下シーンは減らした方がよいかもしれませんね。とはいえ、かなとさんは今回の旅で、女子5名全員から好意を寄せられる爆モテぶりでした。当時の心境を振り返るといかがでしょう。
かなと:それが、あのころは全員から気になってもらえていることに、全然気づいていなかったんですよ。
りのん:オンエアを観てから知ったの?
かなと:そうそう。だから、あの状況に特別な感想もなかったんだ。
りのん:えっ、そうだったんだ! りのんだったら絶対、うっきうきだったよ(笑)。
ーーとなると、りのんさんはあの状況に気づいていた?
りのん:気づいていました。
ーー普通であれば、ライバルが多い状況はどうしても尻込みしてしまうもの。かなとさんへのアプローチも躊躇ってしまいそうですが、それでも2ショットに誘えた理由が気になります。
りのん:不安だったけど、後悔したくないと決めていたので。初日の夜に2ショットに誘ったのも、なにも話せず終わる日を作りたくないと考えていたから。周囲の動きに焦りながらも、しっかりと行動に移すようにしたんです。
ーーちょうどそのころ、かなとさんは初日の午後に男子陣で“花くじ”を引き、気になる相手を指名して、翌朝に特別なデートへ行ける権利を持っている状況でした。誰と一緒に行くかを悩んでいたところに、りのんさんが「一緒に朝デートに行きたいな」 とぐっとひと押しをしたことで、今回のカップル成立に大きくつながったかと思います。普段からも、思ったことは素直に伝えられるタイプですか?
かなと:りのんはすごく素直だよね。
りのん:緊張するけど、気持ちは言葉にしないと伝わらないので。だから頑張ってます!
かなと:僕も恥ずかしいけど、ちゃんと伝えようとは思ってます。
りのん:ふ~ん、楽しみにしてるね(笑)。
ーーこのインタビューを読んだ、日本中の『今日好き』ファンが証人ですからね。
かなと:なおさら有言実行しないと。りのんには、ちゃんと気持ちを伝えます!
・「全画面表示じゃなくて、りのんの顔だけアップにしたりしてる」(かなと)
ーーここまでのお話、ならびにお付き合いしてからの会話などを踏まえて、お互いに性格が似ているとは感じますか。
りのん:落ち着いている感じがしますね……ふたりとも。
かなと:「ふたりとも」はよくないって。りのんは結構、ふざけるタイプです。
ーーあれ? かなとさんも先ほど、ご自身について同じような台詞を。
りのん:そうです、かなとくんのTikTokを観ていただければわかるはず!
かなと:だったら僕も「めるぷち」で、りのんの自己紹介を観てほしいわ!
りのん:「めるぷち」は私の所属しているYouTubeグループで、研修生からレギュラー生に昇格したとき、登場挨拶を決める企画があったんですけど。たしかに結構……暴れちゃったというか(笑)。
ーーかなとさんは、りのんさんのYouTubeでの姿まで細かく目を通しているんですね。
かなと:めっちゃ観てます。「めるぷち」は純粋に面白いし、全画面表示じゃなくて、りのんの顔だけアップにしたりしてる。
りのん:待って、はずいはずい(笑)。
かなと:企画よりも、りのんを観ていますね。
りのん:う~ん……でも、うれしいかも♡
ーー(笑)。本題に戻って、2日目の特別な朝デートでは、シュノーケリングでジンベエザメと一緒に泳ぐ時間を過ごしました。あのとき、おふたりは知らぬ間に恋人つなぎをしていましたが、どちらから手を握ったのでしょうか。
りのん:それが、本当にわからないんですよ。
かなと:そう! 気づいたら手をつないでいて。
ーーでは、手をつないでいると気づいてからは?
かなと:もうドキドキしかなかった。
りのん:私も驚いてた! 実はあのとき、ジンベエザメの口がたまに目の前にくることがあって、食べられちゃうんじゃないかとも怖がってたんだよね。
かなと:そうだったよね。なんかすでに懐かしいな。
ーー安泰なままカップル成立なるかと思われたおふたりですが、そこから紆余曲折もありました。
りのん:2日目になって、しゅんくん(吉川竣)から熱いアピールをしてもらえて、気持ちが揺らいでいたのも事実です。それでも、私は初日の夜から「もうこの人だ!」ってかなとくんを想っていたし、2日目の夜には気持ちを固めていました。かなとくんがねねちゃんを誘ってグループ行動をしていたときも「いまなにしてるのかな?」なんて、ずっと気になっていたんだよ。だから一緒にいれない時間にもちゃんと意味があったし、私はやっぱりかなとくんを選んで正解だった!
ーーお互いに、相手にしてもらえてもっともうれしかったことは?
かなと:えっと……あ、でも旅中のことですよね?
ーーそうですね。
りのん:「してもらえたこと」ではないかもだけど、やっぱり手をつなげたことかな。最近の『今日好き』でも、結ばれるまでに手をつないでいた子たちはなかなか見なかった気がするので、すごくうれしかったです。
かなと:僕も一緒。日常でも手をつなぐことなんてないので、すごく記憶に残ってます。
ーー先ほど、かなとさんがなにかを言いかけましたよね。もしや、旅が終わってから特にうれしかった出来事が?
かなと:はずい(笑)。いや、基本的になにをされてもうれしいんですけど、3つくらい一気に思い浮かんで。
ーーせっかくなので、順にどうぞ。
かなと:まず、連絡をこまめに取ってくれるところ。あとはいつも僕の目を見て、ニコニコと笑ってくれるところ。それと、移動中に僕の手をずっと握ってくれるところ。
ーー『今日好き』公式Instagramに投稿されたプロフィールにあった通り、りのんさんも連絡がこまめな方がタイプでしたよね。本当に理想のお相手同士なんだと伺えます。おふたりとも、最後の決断まで迷いに迷ったかと思いますが、そうした時間があったからこそ、今回のカップル成立にも自信を持てたのではないでしょうか。
かなと:それこそ、僕は“最後のアピールタイム”が終わるまで、ずっと悩んでしまって。視聴者の方々からすれば「なんでこんな行動するんだ?」と思われる場面もあっただろうし、りのんを不安にさせて、その気持ちに応えられなかった場面もあると自分でも知っています。でも……だからこそ、りのんと結ばれることを決めたからには、本当に大切にしたいし、笑わせたいし、守りたいし。いろんな感情が浮かんでくるけど、そこには常に「りのんがいちばん」って想う、強い気持ちがあるんです。
ーーなんでしょう……これ、告白でしょうか?
りのん:間違いない(笑)。でもうれしい。なんかもう、幸せだな~。毎日のように連絡できるなんて理想でしかなかったし、気持ちを伝えあえるのも本当に夢だったんです。改めて、かなとくんと結ばれて本当によかったです!
(取材/文=一条皓太)

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