子どもの進路を考える上で、高校選びはとても大切なステップです。福島県には、進学実績や部活動の充実度、校風の良さなど、さまざまな魅力を持つ学校が数多くあります。

 ねとらぼでは、アンケートサイト「ボイスノート」の協力のもと、福島在住の社会人を対象に「子どもを入学させたい福島県の公立高校は?」というテーマでアンケートを実施しました。

 はたして、地元の社会人から「子どもを入学させたい」と思われているのは、福島県のどの公立高校だったのでしょうか? さっそくランキングを見ていきましょう!

第2位:福島高校

 第2位には同率11.1%で2つの高校が並びました。1つ目は「福島高校」です。福島高校は、1898年に「福島県第三尋常中学校」として開校した、120年以上の歴史を誇る伝統校です。「自由」の精神を受け継ぐのびやかな校風のもと、生徒一人ひとりが高い知性と豊かな人間性、社会を変革する意欲を育みながら学んでいます。

 2007年度からはスーパーサイエンスハイスクールSSH)に指定され、大学や研究機関と連携した先進的な理数教育を展開。科学技術系人材の育成にも力を入れています。大学入試では、東北大学東京大学早稲田大学といった難関大学に合格者を送り出すなど、進学実績も高い高校です。

第2位:安積黎明高校

 第2位となった2つ目の学校は「安積黎明高校」でした。安積黎明高校は、校訓「恕(じょ)」の精神を基盤に、「intellect(知性)」「compassion(思いやり)」「challenge(挑戦)」の3つを教育目標に掲げています。高度な学力と思いやりの心を併せ持ち、地域社会や国際社会で活躍できるリーダーの育成を目指しています。

 また、同校ではキャリア教育に注力。「総合的な探究の時間」では「保健・医療コース」や「教育コース」といった選択制のコースを設け、生徒の関心や進路に応じた学びを実現しています。

第1位:安積高校

 第1位は「安積高校」でした。得票率は17.3%です。福島県立安積高等学校は、1884年に県内唯一の旧制中学校として創立された伝統校です。2025年4月からは併設中学校が開校し、「福島県立安積中学校・高等学校」として中高一貫教育の新たなスタートを切りました。 「開拓者精神」「質実剛健」「文武両道」を校訓に掲げ、社会に貢献する有為な人材の育成を目指しています。

 2024年度からは、スーパーサイエンスハイスクールSSH)第3期の指定を受け、先進的な教育プログラムにも注力。単位制や医学部コース制の導入などの新たな取り組みを積極的に進めています。

【画像:ランキング19位~1位を見る】