
まるで時を超えて現代に現れた恐竜のよう!
アメリカ・ノースカロライナ州オンスロー郡で、体長約3m、体重約180kgの巨大なアメリカワニが道路の中央付近に姿を現した。
目撃した住民はすぐさま郡の保安官事務所に通報した。
現場には保安官事務所の職員と、州の野生動物資源局が出動し、ワニは無事に捕獲・移送された。
後日、保安官事務所はこの一件について公式SNSで「このワニは“恐竜の疑い”に加え、身分証不携帯と交通妨害で違反切符を切られた」と、アメリカらしいユーモアを交えて報告し、ちょっとした話題となった。
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道路に寝そべる巨大ワニが交通妨害
2025年5月28日、ノースカロライナ州オンスロー郡にある「Old 30 Road」道路に、巨大なワニ、アメリカアリゲーター[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC]が出現、道路に寝そべっていた。
ワニを目撃した住民がオンスロー郡保安官事務所に通報し、現場には保安官代理と、ノースカロライナ州野生動物資源局の職員が出動し、連携して捕獲作業にあたった。
現地ではこのワニに「ペペ(Pepe)」という愛称がつけられた。
慎重な作業の末、ペペは無事に捕獲され、自然の多い安全な場所へ移送された。人にも動物にもけがはなかったという。
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SNSで「恐竜の疑い」と報告、アメリカンジョークが話題に
オンスロー郡保安官事務所は公式SNSでこの事案をアメリカンジョークで報告。
「ウロコのある意図を持った違反者を確保した」と前置きし、「このワニは“恐竜の疑い”に加え、身分証不携帯と道路での日光浴による交通妨害の容疑で違反切符を切られた」と投稿した。
さらには、「手錠をかけようとしたが拒否された」「助手席には乗るのを拒んだ」など、ユーモラスな表現が並んだ。
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もちろんこれは冗談であり、実際に法的措置が取られたわけではない。
こうしたユーモアは、アメリカの警察機関がときおりSNSで行う“笑いを交えた報告スタイル”の一例で、住民に安心感を与えるとともに、注目を集める工夫でもある。
野生動物による交通トラブルは命に関わる場合もあるが、今回のように人と動物の双方が無傷で収まったことは幸いだった。
アメリカアリゲーターは、アメリカ南東部に広く分布し、特にフロリダ州やルイジアナ州、ジョージア州、ノースカロライナ州などの淡水域や沼地、川、湖などに生息する。
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成体のオスは通常3〜4.5mに達し、最大では体長5m以上、体重450kgを超える記録もあるそうだ。フロリダ州名物のワニの多くがこの種である。
の寿命は野生下では約30~50年、場合によっては70年以上生きる例もある。
追記(2025/06/19):アメリカワニの表記をアメリカアリゲーターに訂正して再送します。

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