
この記事をまとめると
■安い軽油で走り燃費も優れたディーゼル車はドライブが趣味なひとに最適
■中古市場なら価格のハードルも下がり選択肢は豊富となってくる
ドライブ好きにこそおすすめしたいディーゼル
燃料代の高騰が続く昨今、ドライブを趣味としている人にとっては厳しい時代となってきている。そこでオススメしたいのがディーゼルエンジン搭載車だ。
ディーゼルエンジンの燃料である軽油はガソリンに比べて価格が安く、燃費性能にも優れているモデルが多いし、チョイノリ中心だと煤の問題もあるが、ドライブが趣味であれば距離を走ることも多いだろうからその不安も軽減できるハズ。
ただし、ネックとなるのが新車販売価格の高さで、同じ車種にガソリンモデルがあった場合は数十万円は変わってきてしまう。だが、中古車となればそのデメリットはカバーできる。ということで、今回は中古車で狙えるディーゼルエンジン搭載車をいくつかピックアップしてご紹介したい。
マツダ デミオ(4代目)
マツダを代表するコンパクトカーであるデミオ。現在はMAZDA2へと改名がなされているが、大もとは2014年に登場した4代目デミオがベースとなっており、この4代目デミオから1.5リッターのディーゼルターボエンジンが搭載されている。
残念ながらMAZDA2からディーゼルモデルは消滅してしまったが、中古のデミオであれば100万円前後の予算で5万km未満のものも狙うことができてしまう。また、若干平均価格はアップしてしまうが、6速MTも射程圏内となるので3ペダル好きにもオススメできる。
日産 エクストレイル(2代目)
ガンガン使えるタフギアとしてデビューしたエクストレイル。現在は上級移行が進んで高級感を手に入れた反面、道具感が失われてしまったことを残念に思っている人もいることだろう。
そこでオススメしたいのが、歴代エクストレイルのなかで唯一日本仕様にディーゼルモデルが存在していた2代目だ。「20GT」というグレード名からもわかるように、トルクフルなディーゼルエンジンの走りのよさを備えたもので、当初は6速MTのみの設定(のちに6速ATを追加)となっていた。
また、距離の少ないものは高値となっているが、100万円前後の予算があれば10万km未満のものも見つけることができる。過走行の販売車両は20万kmオーバーも複数あるので、10万km未満はまだかわいいものといえそうだ。
新車価格が高かったモデルもいまなら狙える
BMWミニ クロスオーバー(初代)
BMWミニ史上初の4ドアモデルとなったクロスオーバーは、2011年1月に初代モデルが登場。当初はディーゼルエンジン仕様は存在していなかったが、2014年9月に2リッターのディーゼルターボモデルが追加されている。
BMWミニの美点は、その輸入車らしい内外装の仕立てで古さを感じさせないデザインとなっていることだが、中古車ではすでに総額50万円くらいから見つけることができるようになっている。
さすがに、あまりに安価な車両は輸入車ということもあって不安があるが、100万円ほどの予算があれば輸入車専門店が販売する5万km前後の走行距離のものも見つけることができるのだ。
マツダ アテンザワゴン(3代目)
クルマ旅をするのであれば、SUVも悪くないが、セダン並みの運動性能をもつステーションワゴンを外すことは難しい、というのが欧州の考えで、現在でも多くのメーカーにステーションワゴンがラインアップされているのはご存じのとおり。
日本では絶滅危惧種となっているステーションワゴンだが、ステーションワゴン✕ディーゼルエンジンというロングツーリング向けのモデルが存在していた。それがアテンザワゴンである。
アテンザワゴンに搭載される2.2リッターディーゼルターボエンジンは400Nmを超えるトルクを発生させており、トランスミッションには6速ATのほか6速MTも設定。さらに、2015年1月の改良時には4WDモデルも追加されて、マルチに使えるモデルに進化している。
さすがにディーゼルで4WDのMT車となると台数が少なく予算内で見つけることは難しくなるが、2WDのATであれば100万円の予算で比較的低走行な個体を見つけることも可能となっているのだ。

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