
「4番・一塁」で先発したジェイソン・ボスラーが逆転の4号3ランを放ち、連敗を3で止めた。
日本球界で覚醒が期待される助っ人の豪快なアーチも大きかったが、光ったのは西武から電撃トレードで加入した佐藤龍世の引き続きの貢献もあった。
15日のゲーム後に西武からの金銭トレードが電撃発表された佐藤は17日のゲームから1軍合流を果たすと「5番・三塁」で先発出場。
佐藤は17日に入団会見を行い、そのまま本拠地でスタメン出場と慌ただしい1日となったが、1点を追う1回一死満塁の場面でしっかりと同点の中犠飛を決めると、8回にも移籍後初安打となる二塁打もマーク。持前の勝負強さを本拠地ファンにアピールした。
そして迎えた18日のゲームでも安打こそ出なかったものの、4回の第2打席では粘りを見せて8球目に四球を選び、出塁。5回の第3打席でも四球で出塁といずれもチャンスメイクに貢献、その後の得点シーンに結び付けたとあって、じわじわと存在感を示し始めた。
西武時代から選球眼の良さで知られたが、リーグが変わっても、自身の持ち味を発揮している。
三塁手としても好守を見せるなど、チームの力になっている。
連敗を止めた18日のゲームでは試合前の声出しも担当。ユーモアあふれる発言でチームを盛り立てた。
佐藤の存在をめぐってはファンの間からも「間違いなく、掘り出しもの」「頑張れ、龍世」「中日に来てくれて、ありがとう」と応援の声が続々と上がっている。
昨年西武では4番を務めるなど勝負強さも知られる。投手力は良いだけに、課題とされた打線強化につながるか。今後も背番号65の快進撃に注目が集まりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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