松原仁拉致問題担当大臣は2012年1月13日、官邸で行われた大臣就任後の初会見で、金正日総書記の死去に伴う北朝鮮の指導体制の変化による拉致問題解決への影響について、「新しい指導者に変われば、いつの時代でもひとつの転換点になるのは様々な歴史が証明している」と語り、「膠着状態であった拉致問題に対して新しい北朝鮮側が対応を始める可能性がある」と今後の北朝鮮側の動きに期待を寄せた。また、「その可能性を作り出すための努力をしていかなければならない」と述べ、拉致問題解決に強い意欲を示した。

 松原氏は、野党時代から超党派の国会議員による「北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟」の事務局長などを努めてきた。拉致被害者の家族会からの信頼も厚く、今回の松原氏の大臣就任を歓迎している。

■松原拉致問題担当相とニコニコ動画記者(七尾功)との一問一答

七尾記者: 北朝鮮の指導体制が変わったことで、拉致問題解決にどのような影響を及ぼすと考えていらっしゃるのか、大臣のお考えをおきかせください。

松原仁拉致問題担当大臣: これから様々な分析をしていくわけでありますが、新しい指導者になったということは、いつの時代でもひとつの転換点になるのは様々な歴史が証明しているところであります。そういったことから含めて、従来膠着状態であった拉致問題に対して、新しい北朝鮮側も対応を始める可能性はあるだろうと。また、その可能性を作り出すための努力をしていかなければならないと。そういう認識でおります。

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七尾功

松原仁拉致問題担当相