鹿島アントラーズ指定管理者を務める、茨城県立カシマサッカースタジアムネーミングライツを親会社のメルカリ6月19日に取得。7月1日以降の同スタジアムの新愛称が「メルカリスタジアム」(略称メルスタ)になると発表した。X(旧Twitter)では、メルカリが命名したことで「転売スタジアム」と話題になりトレンド入りしている。

メルカリは2019年から鹿島アントラーズの親会社となっており、同チームと地域活性化に取り組んでいる。新愛称は、企業名・サービス名の両方として親しまれている「メルカリ」を活用することで、覚えやすく、呼びやすい愛称にするとのことだ。

X上では、「トレンドの転売スタジアムってなんだろって調べたら、200%納得したよ」「事実だから仕方がない、何も対応しないメルカリが悪い」「メルカリスタジアムも転売スタジアムも同じ意味に聞こえてしまうあたり転売=メルカリっていう図式が浸透してるなって思った」と正式名称から一人歩きしている。

確かにサービスとして定着はしているし、覚えやすい名称だ。しかし、同社には「転売」というイメージも根付いており、必ずしもいい名前とは言えない。ネット上でもチームに悪いイメージが付きそうだという声もある。「悪名は無名に勝る」とはいうものの、必ずしも良くなるわけではないという例だろう。チームには何の非もないことだが、略称も使われることなく、蔑称が定着しそうだ。

鹿島アントラーズの公式Xより