
イ・ジェフンが主演を務め、鮮烈なシルバーヘアのビジュアルでも話題を集めた韓国ドラマ「交渉の技術」。5月25日にLeminoで配信された第3、4話からいよいよ、“伝説の交渉人”ユン・ジュノ(ジェフン)率いるM&Aチームが本格始動し、注目のキャストがそろった最強チームに視聴者の期待の声が上がった。(以下、4話までのネタバレがあります)
【写真】最強M&Aチームの“末っ子”役…187cmの“長身イケメン”チャ・ガンユン
■建設部門を売却…最強M&Aチームの初仕事
「交渉の技術」は、大手企業のM&A専門家・ジュノとそのチームによる究極の頭脳戦を描く企業ドラマ。2025年3月、4月に韓国JTBCで放送された際には回を重ねるごとに視聴率をじわじわと上げ、話題を呼んだ人気作だ。
経営危機に陥った大手企業サンイングループ再建のため、11兆ウォンという莫大な資金の調達を託されたジュノがまず着手したのが、M&Aチームを編成することだった。第1、2話で彼が声を掛けて集めたのは、ジュノがかつて共に働いたことがあり、信頼を置いている弁護士のオ・スニョン(キム・デミョン)と財務担当のクァク・ミンジョン(アン・ヒョンホ)。そして、自らチーム入りを志願したインターンのチェ・ジンス(チャ・ガンユン)だった。
第2話まででチームの顔ぶれがそろうと、第3話ではグループで最も利益を生んでいるサンイン建設の売却を提案したジュノが、同グループのソン会長(ソン・ドンイル)から難題を突きつけられる展開が、第4話では、入札を前にジュノが水面下でさまざまな交渉を繰り広げる様子が描かれた。
■ムードメーカーは「賢い医師生活」のデミョン
“伝説の交渉人”らしく寡黙で思惑が読みづらく、単独行動も多いジュノ。そんな彼に代わって交渉相手との腹の探り合いを解説したり、癒やしのムードを生んだりしているのが、3人のチームメンバーだ。
弁護士のスニョンはかつて検察官として正義を追求していたが、司法制度に幻滅して弁護士に転身した人物。穏やかな笑顔とユーモアあふれるキャラクターで、口下手なメンツがそろったチームの潤滑油としても欠かせない存在だ。
第3話では、たたき上げで口の悪いサンイン建設代表につい暴言を吐いてしまったジンスを「君の発言がなければ代表の横っ面を張り飛ばすところだった」と慰めつつ、「おかげでこの先は泥沼だ」とチクリ。それでも嫌味にならないのがスニョンの魅力だ。
演じるデミョンは大ヒットドラマ「賢い医師生活」(2000年ほか)ではチョ・ジョンソク、ユ・ヨンソクらと同期の“99s(ググズ)”の一人、産婦人科医ヤン・ソッキョンを好演し、“韓ドラ界の愛されキャラ”として知られる。
デミョン自身からにじみ出る愛嬌(あいきょう)のあるキャラクターが今作のスニョンにもしっかり投影され、チームのムードメーカーとして存在感を発揮している。
■チームの“末っ子”は187cmの注目イケメン
また、若手2人も話題のキャストが演じる。財務担当のミンジョンは、卓越した財務能力と驚異的な記憶力を持つ。どんな計算も頭の中で瞬時に答えをはじき出し、どんなに緊迫した場でも冷静さを失わない。ジュノが唯一、完全に信頼している同僚だ。
演じるヒョンホは2024年のドラマ「卒業」で注目を集めたネクストブレイク候補。「卒業」ではウィ・ハジュン演じる主人公に思いを寄せる同僚講師キム・チェユンを演じ、本人もそのつもりがないまま主人公カップルの秘密の恋愛に横やりを入れる人物としてストーリーを盛り上げた。
チームの末っ子・ジンスは人一倍強い正義感を持ち、度々問題を起こしてしまうお騒がせキャラ。だが飲み込みは早く、時折鋭い洞察力も見せる。このチームのプロジェクト名“プロジェクトM”を発案したのもジンスだ。ジュノの下で交渉術を吸収し、やがてチームに欠かせない存在となっていく。
演じるガンユンは、ヒョンホも出演した「卒業」がデビュー作という新人で、「卒業」では見られなかった2人の共演シーンがたっぷり見られるのも「卒業」ファンにはうれしいポイントだろう。
さらに「賢い医師生活」のスピンオフ「いつかは賢いレジデント生活」にも出演しており、デミョンとも“賢医ファミリーの一員”という縁を持っている。187cmの長身にあどけないルックスが魅力の大型新人だ。
ジュノを筆頭に、個性豊かな4人が集まって結成された最強M&Aチーム。第3、4話でその“初仕事”が描かれると、視聴者から「このチームいい!ワクワクする!」「『いつかは賢いレジデント生活』のチャ・ガンユンくんとキム・デミョンさんがいるチーム、エモ過ぎる」「頼れるクールビューティーなミンジョン課長、好み!」といった声が上がった。
「交渉の技術」(全24話)は、毎週土日に2話ずつLeminoで独占配信中。
◆文=ザテレビジョンドラマ部

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