
大谷は今季2度目の登板でどんな内容を見せるのか(C)Getty Images
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が大谷翔平の次回登板が、現地時間6月22日(日本時間23日)に本拠地で行われるナショナルズ戦での先発を予定していると語った。約2年ぶりのマウンド復帰となった16日のパドレス戦から中5日で、ふたたびドジャースタジアムのマウンドに登る。
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前回は1イニングで28球を投げ、被安打2、失点1という内容で終えている大谷。球速は161キロが記録されるなど、久々の実戦登板で威力のあるボールを投げ込んでみせた。また、ロバーツ監督はパドレス戦後、大谷の登板には球数の制限を設けていたことも明かしており、ナショナルズ戦も含め、当面は同様の起用となることが確実視されている。
ナショナルズ3連戦最終日での大谷の先発登板が伝えられると、現地における同カードへの関心はより高まることとなった。米メディア『Sports Illustrated』では、ナショナルズの記事を執筆するジェイコブ・モス記者が大谷の登板について私見を綴っている。
モス氏は6月19日のトピックの中で、「オオタニはまだ、実戦でMLBの打者相手に投げる感覚が完全には戻っていないと見られるため、もしナショナルズが出だしで彼を揺さぶることができれば、一定のダメージを与えられる可能性もある」と予想。また、復帰登板となった16日のゲームについて、「パドレスは月曜日の登板で、オオタニから数本のヒットを放ち、1イニングながら28球を投げさせて苦しめた」と内容を評している。
他にも、今回発表された2度目の先発マウンドを見通し、「デーブ・ロバーツ監督がスター選手をどれくらいマウンドに立たせておくつもりなのかはまだ不明だが、ナショナルズがオオタニを攻略できれば、西海岸遠征で勝利を掴むチャンスが生まれるかもしれない」と指摘。
またモス氏は、勝敗にこだわる姿勢を示す一方で、「いずれにしても、オオタニのような選手と対戦できる機会は特別なものだ。試合の結果がどうであれ、ナショナルズの若手選手たちにとっては忘れられない経験となるに違いない」などと胸中を吐露している。
果たしてナショナルズ戦で大谷は、マウンドと打席でどんな結果を残すのか。今季2度目の“二刀流”が繰り広げられる日曜日まで、多くの野球ファンは期待で胸を高鳴らせ続けることになる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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