
【MLB】カブス 7—8 ブリュワーズ(6月19日・日本時間20日/シカゴ)
カブスの鈴木誠也外野手が「3番・DH」で先発したゲームで、打者のバットがネットに挟まり、それをよじ登って取った観客の行動に球場が一喜一憂する珍しい一幕が起きた。
珍事が起きたのは6回表。ブリュワーズのフリリックがバットをスイングした際、手から意図せず放り出したバットが一塁側のネットに刺さるハプニングが発生。フリリックは飛んだバットの方向に視線を向け、驚いたような仕草を見せたが、怪我人などは出ず事なきを得た。
しかし、これにスタンドの観客が反応。現地実況が「やめるんだ!」と制すなか、ネットによじ登るとバットを奪取してしまったのだ。カブスの本拠地リグレー・フィールドから歓声が上がり、現地実況も「ワオ!」と言及した鮮やかな出来事だったが、バットは回収されて観客もスタッフと共に一時スタンドから退場。球場を盛り上げたバット奪取劇だったためか、球場からは大ブーイングが起きた。
しかしこの後、先ほど退場を促された観客がスタンドに現れ、手を振りながらスタンドへ再登場。周囲のファンとハイタッチしながら笑顔を見せた。現地実況は「ヘイ!彼が帰ってきたぞ。“ヒーロー”だ」と笑いながらコメント。球場も再び拍手喝采につつまれた。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)

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