100円ショップで買える「カットクロス」を2枚使って財布を作る動画がInstagramに投稿されました。記事執筆時点で5万再生を突破するなど、注目を集めています。

【画像】完成したアイテム

 投稿したのは、なるべく簡単に作れるハンドメイドアイデアを発信している、「ハンドメイド研究室」のInstagramアカウント(@labo.mama_handmade)。投稿主さんは3児のママで、今回の作品は「子どもにお財布作ってあげたいなー」という思いから制作しています。

2枚のカットクロスをカット

 使用するのは、100円ショップで販売されている「カットクロス」を2枚と、コイルファスナー1つ、スナップボタン1組です。

 まずは2枚のカットクロスを切って30×35センチに整えます。次に、1枚目を11×35センチにカットして「ファスナーポケット」の生地に。残りの19×35センチをさらにカットし、19×9センチを「フリル」、19×13センチ2枚を「蛇腹」パーツを作る生地にします。

 2枚目は、30×9センチにカットして「カードポケット」に。残り30×26センチを、15×26センチの2枚にカットして「本体」の生地にします。ちなみに投稿主さんは「本体」の1枚には薄手の接着芯を貼っています。

カードポケットとフリルを作って本体に取り付け

 最初に2つの「蛇腹」生地をそれぞれ中表に半分に折り、返し口を開けて縫い代1センチで縫い合わせます。同じく「カードポケット」も中表に半分に折って、両端を縫い代1センチで縫い合わせたら、その3つをひっくり返して、ポケットの端にミシンをかけます。

 続いて、作ったポケットを「本体」の1枚に取り付けます。上から7センチの位置にミシンをかけた方をそろえて、今度はポケット生地の下側にミシンをかけて縫い付けます。

 次に「フリル」生地を中表に半分に折ったら、両端を縫い代5ミリで縫い合わせてひっくり返します。開いている口を閉じるように粗ミシンを2本かけたら、その糸でギャザーを寄せてから、先ほどポケットを付けた本体の端に縫い付けます。粗ミシンの糸はその後外します。

 フリルの端を内側に寄せてまち針で留めてから、もう1枚の本体と中表に合わせて、返し口を残して縫い代1センチで縫い合わせます。角を切り落として、アイロンで縫い代を割ったら、まち針を取って返し口からひっくり返し、アイロンをかけて返し口側の端を縫い合わせます。

ファスナーポケットを作る

 ここからファスナーポケットを作ります。「ファスナーポケット」の生地を、上から9.5センチの位置で折り、下側も同様に9.5センチを測って折り、2つの折り目を付けます。続いて、この折り目に合わせてコイルファスナーを挟んで縫い付けていきます。縫う際は片方ずつ縫います。

 ファスナーの端に押さえステッチをかけたら、ファスナーポケットの生地を中表に合わせて半分に折って端を縫い代1センチで縫い合わせます。縫い代を割ってひっくり返し、1度ファスナーを閉めきってから戻しつつ、はみ出た部分のファスナーをカット。ファスナーを含めて生地の両端を縫い代5ミリで縫い合わせます。

 次にそのファスナーポケットに、先に作っておいた蛇腹パーツ2つを付けます。2つそれぞれでポケットを挟む形で半分に折りたたんで、端を縫い代5ミリで縫い合わせます。このとき、蛇腹パーツがファスナー部分よりも数ミリ出る位置に調整し、ファスナーが当たる端部分は返し縫いしておきます。

パーツを縫い合わせたら財布が完成

 今度はそれを本体に取り付けます。本体のポケット口よりも5ミリほど上にくる位置で、広げた蛇腹パーツの端を本体の端にそれぞれ縫い合わせます。続けて蛇腹パーツの反対側も同様に本体に縫い合わせます。

 あとはスナップボタンを取り付けたら、フリル付きのかわいい財布の完成です。完成サイズは13×9センチで、ポケットが複数あり収納も十分。カットクロスを完全に使い切る作り方が気持ちいいですね!

「かわいい」「天才」と好評

 動画には、「めっちゃくちゃ、可愛い」「余す所なく使い切るのもデザインも柄のチョイスもすごすぎる」「すごーい!!」「作ってみようと思いました!」「天才! 余すところなく、想像以上にかわいい」などの反応が寄せられています。

 Instagramでは他の柄のカットクロスを使った試作品も公開中。YouTubeチャンネル「ハンドメイド研究室」でも、詳しい作り方をチェックできます。

動画提供:ハンドメイド研究室(@labo.mama_handmade)さん

【画像】完成したアイテム