SixTONESの森本慎太郎と声優の堀内賢雄、佐古真弓が6月22日、都内で行われた映画「F1/エフワン」ジャパンプレミアに出席。堀内と佐古が森本の演技を称賛する場面があった。

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堀内賢雄&佐古真弓、森本慎太郎の演技を称賛

本作は、主演ブラッド・ピットと、「トップガン マーヴェリック」(2022年)の製作チームがタッグを組み制作されたスポーツ映画。物語の舞台となるのは、世界最高峰のモータースポーツであるF1(フォーミュラ1)の世界。ピット演じる常識破りな元カリスマF1レーサーソニーとF1界の“最弱チーム”が、過酷な試練を乗り越え並み居る強敵たちに挑む姿を描いた「超高速“体感”エンターテインメント」作品となっている。日本語吹き替え版では、ソニーを堀内が、ソニーとぶつかり合う若手チームメイト・ジョシュアを森本が、ケイトを佐古が演じる。

本作が実写映画吹き替え初挑戦となる森本は、作品を見た感想を「自分の声が入っているのって慣れないもので、ムズムズしました」と告白。続けて「最初はムズムズしたけど、話が進んでいくとそんなことは忘れて没頭しちゃうんです」と語る。

堀内は、森本の演技について「尺に合わせるのは大変なんですよ。出来上がったものに魂が入っているか入っていないかで、大きく違うんです。きっと収録のときに『尺に合わせるより演技が大事だ』って監督と結構話したんじゃないかなって思います」と推測し、「流れの中でいろいろなライバル関係にあったりするんですが、それがどんどん目覚めていって人間として成長していく姿を演技で表していて、大したものだなと思いました」と称賛。

佐古も「初めて?ってびっくりするくらい素晴らしかったです」と口にし、「すごくすてきだなと思ったのが笑い声。笑いのお芝居ってすごく難しいんです。特に今回演じられたジョシュアは、本当に楽しく笑うときもあれば、自嘲気味に笑ったり、相手を挑発する笑いがあったり、いろんなバリエーションがあって。全て演技の芯をしっかり捉えられて、役として笑いにお芝居が込められていた」と森本を称えた。

それを聞いた森本は「めちゃくちゃ大変でした」と振り返り、「尺はとりあえず気にしない!と決めて。僕は堀内さんの声を聞きながら録っていたので、流れとかを気にしながらやりました」と告白。演じる上で意識したことに関しては「『ルーキーだからこそ若さみたいなものは大事だよ』と監督さんと話していたので、そこは意識しました」と明かし、声を作るのではなく、ナチュラルに気持ちを大事にしながら収録していたと話した。

■森本慎太郎&堀内賢雄ブラッド・ピットからのコメントに感激

また、本作にちなみ「型破りな行動」を聞かれると、森本は「ちょっとパッと出てこないんですよね。意外と型にはまって生きてるんだな、って思いますね」と悩みつつ、「あ、あれかな。長期の休みを取って、僕はアマゾンに行って来るんですけど、これは型破りかもしれない」と打ち明け、その上で「でも、ちゃんとワクチンとかを打って行くので、型にははまってる」と笑った。

イベントでは、ピットのメッセージ動画が公開される場面も。ピットは「賢雄と慎太郎に特に感謝を伝えたい」と話しており、堀内と森本は「あとでデータ欲しい! すごくうれしいです。まさか名前を呼んでくれるとは!」と感動しきりだった。

◆取材・文=山田果奈映

映画「F1/エフワン」ジャパンプレミアに出席した森本慎太郎/撮影=山田果奈映