イタリアの巨匠ナンニ・モレッティ監督が新作映画「Succederà questa notte(英題:It Will Happen Tonight)」のメガホンをとることが分かった。フランスの人気俳優ルイ・ガレルと、イタリアのトップ女優ジャスミントリンカが共演する。

現在71歳のモレッティ監督は、4月に心臓発作を起こしたが早期に回復し、本作の撮影は今秋、スペインイタリアで行われる予定だという。イスラエルの作家エシュコル・ネボの短編集「Hungry Heart」に着想を得たロマンティックドラマ。脚本は、モレッティと数多くコラボレーションしてきた共同脚本家フェデリカ・ポントレモリ、バリア・サンテッラが手がける。

トリンカは、2001年にモレッティ監督の「息子の部屋」で映画デビュー。2006年の「夫婦の危機」以来のタッグとなる。一方のギャレルは、今回がモレッティ作品初出演。今後の出演作にはアリス・ウィノクール監督、アンジェリーナ・ジョリー共演の「Couture(原題)」などがある。

そのほかのキャストには、アンジェラフィノッキアーロ、エレナ・リエッティ、アントニオ・デ・マッテオ、アンドレア・ラッタンツィ、イポリット・ジラルド、ピエトロ・ラグーザ、パオロ・サッサネッリらが名を連ねる。モレッティ監督自身も出演する予定だが、今回はカメオにとどまる見通しだという。

イタリアの日刊紙イル・メッサジェッロが第一報を報じ、その後米Varietyが本作の製作を手掛けるFandangoに取材し報じている。

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