
この記事をまとめると
■富士スピードウェイ内に「ラウンジ4563」なる新たな観戦プランが登場
■16万2000円という高額なチケットだがさまざまな特典が付属する
■食事も用意されるほかラウンジだけの体験ができたりと何もかもスペシャルだ
富士スピードウェイに新たなプレミアムチケットが登場
富士スピードウェイで新しいプレミアムな観戦プランが誕生した。それが「ラウンジ4563」だ。その金額は何とゴールデンウィークのSUPER GTのときで16万2000円!(駐車券付きの場合の価格。なしの場合15万円)となっている。なぜそこまで高価なのか? 一体どんなサービスが用意されているのか? レースウィークのラウンジ4563を覗いてみた。
ピットガレージの真上から見られる特別な観戦
ラウンジ4563はクリスタルルーム5と6を使って、新たに作られたプレミアムな観戦スペースだ。クリスタルルームは、わかりやすくいうとピットガレージの上にある部屋。富士スピードウェイに訪れたことがある人ならば、ピット上に大きなガラスの部屋があるのを見たことあると思うが、あそこがクリスタルルームだ。
クリスタルルームは1~9まであるが、その一角にラウンジ4563は常設される。なお、ビッグレース(SUPER GT、スーパーフォーミュラ、スーパー耐久)のときに、このラウンジ4563のパスは販売されるそうだ。
そしてラウンジ4563のパスに含まれている内容や特典は以下のとおり(SUPER GT Rd.2の場合)。
・場内への入場
・自由観戦エリアでの観戦
・パドックエリアへの入場
・ピットウォーク(2日間)への参加
・スーパーGT決勝前グリッドへの入場
・ADVANコーナー 激感スタンドでの観戦
・専用ラウンジの利用
・2日間の昼食(ビュッフェ)、フリードリンク(アルコール含む)
・公式プログラム 1冊
・P17の駐車パス(駐車券付きの場合)
なお4563は富士スピードウェイの全長4563mが由来となっている。
ホスピタリティも充実
国際レースを観戦にきたセレブの気分!
通常の場合、チケットが必要なエリアのほぼすべてに入場でき、ピット真上のクリスタルルームで観戦できるだけでも特別な体験といえるが、それだけではないのがラウンジ4563だ。先に書いたように、ビュッフェスタイルでの食事が用意されているのだが、これがまた豪華。まるでF1のパドッククラブのような、セレブになった気分にさせてくれる。
そして、ラウンジ4563は、ほかのクリスタルルームと異なる家具が採用されているのも特徴のひとつだ。なんとこの家具、今回のラウンジ4563常設化に合わせて新しく購入したとのこと。これまで日本ではあまり見られなかったプレミアムな観戦体験を具現化するために、富士スピードウェイの思いと力の入れようが感じ取れるエリアだ。
さらに特別な特典として、ゲストを迎えたこのラウンジだけの解説トークショーがあることも見逃せない。今回は日本を代表するモータースポーツメディアのひとつであるautosportの編集長、田中康二氏を招いてSUPER GTのマニアックな解説を実演。よりモータースポーツへの理解が深まり、観戦が楽しくなるコンテンツといえる。
これまでパドックパスやグリッドウォークパスなどの販売はあったが、クリスタルルームでの観戦はスポンサー関係者などに限られており、一般のファンがアクセスすることは難しかった。
しかし、ラウンジ4563の登場によって一般のファンでも特別な観戦体験をすることが可能となったのだ。このプレミアムな観戦形式が、日本各地で広まっていくか注目したい。

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