日本付近に停滞する梅雨前線と、きのう小笠原近海に発生した台風2号の影響で、九州から東海地方にかけて夜まで本降りの雨が続くでしょう。昨日までの雨で、地盤がゆるんでいるところがありますので、土砂災害に警戒が必要です。今は強い雨の降っていない関東地方・東北地方でも午後は大気の状態が不安定となり、局地的に雷を伴う急な雨の可能性があります。最新の情報に注意してください。
気温は昨日より下がる地域が多いですが、湿度が高い状態が続き、蒸し暑く感じる一日となりそうです。気温がさほど上がらなくても、高湿度で汗が蒸発しにくい環境で発生する「梅雨型熱中症」に注意しましょう。

（気象予報士・瀬古 芙実子）

23日午後9時の天気図と衛星画像。