
綾野剛が主演を務める「でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男」。6月27日(金)の公開に向けて、著名人のコメントと場面写真が解禁された。
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■20年前の実話に基づいた、“真実”とは何かを問うダーク・エンタテインメント
本作は、福田ますみの「でっちあげ 福岡『殺人教師』事件の真相」を映画化。20年前、日本で初めて教師による児童への虐めが認定された体罰事件がモデルとなっている。
2003年、小学校教諭・薮下誠一(綾野)は、保護者・氷室律子(柴咲コウ)に児童への体罰で告発された。体罰とはものの言いようで、その内容は聞くに耐えない虐めだった。報道をきっかけに、担当教諭は「史上最悪の殺人教師」と呼ばれ、停職処分になる。その後、児童側を擁護する550人の大弁護団が結成され、民事裁判へと発展したが、法廷は担当教諭の完全否認から幕を開ける。
綾野、柴咲の他に、亀梨和也、木村文乃、光石研、北村一輝、小林薫らが出演する。
■著名人コメント「開始5分から引き込まれる」
公開に先立ち、映画を視聴した著名人からコメントが寄せられた。
俳優の窪田正孝は、「ハラスメントの定義は一体どこにあるのか」と現代に通じる問いを投げかけ、「三池崇史監督の容赦ない描写を、でっちあげだらけのこの時代にこそ、ぜひ見て頂きたい」とコメント。
佐藤二朗は、「こんなにも容赦なく、直視できないような物語が、実話に基づいていることに震える」と、ルポルタージュを原作とした本作に受けた衝撃を表現した上で、「真実の匂いや肌触りを是が非でも取り逃がさんとする、綾野の気概に震える」と、綾野の演技についても賞賛を送った。
■緊張感あふれる場面写真公開
そしてこの度、本作の緊迫した空気感を捉えた場面写真2点が新たに解禁された。
1点目は、薮下が法廷で証言を行う劇中屈指の見どころの一つとなるシーン。世間に追い詰められそれでも真実を主張しようとする薮下の表情には、張り詰めた緊張と覚悟がにじみ、観るものの心を惹きつけるカットとなっている。
2点目は、薮下に対し息子・拓翔への体罰を激しく抗議する律子の場面。我が子を守る母としての覚悟と怒りが、真っすぐに見据える瞳に現れており、法廷での薮下とは対照的に力強さを宿している。綾野と柴咲の渾身の演技による強烈なぶつかり合いが浮かび上がる2枚の場面写真となっている。

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