柴咲コウ

 綾野剛柴咲コウ亀梨和也、大倉孝二、迫田孝也、三浦綺羅、木村文乃、光石研、北村一輝、小林薫、三池崇史監督がこのほど、都内で行われた映画『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』プレミアイベントに登壇した。

 日本で初めて教師による児童へのいじめが認定された体罰事件を取材した、福田ますみ氏によるルポルタージュ『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』の映画化。小学校教諭の主人公・薮下誠一役の綾野剛と体罰を受けたとされる児童の保護者・氷室律子役・柴咲コウ

 希望ヶ丘小学校校長の段田重春役の光石研は撮影中に印象に残っていることについて「役として対峙した綾野さん。演技力が流石だなと思いました。柴咲さんの目も怖かったです」と明かした。

 この流れで律子側の弁護士・大和紀夫役の北村一輝は法廷での撮影について、「NGを出した時の柴咲さんの目が怖かったです」と冗談交じりに話し、笑いを誘った。

 三池崇史監督もそんな柴咲の目の演技を「怖い」という表現を使い絶賛。「黙って立っているだけで怖い。その強さの元にあるのはだんだん分かってくるんですけど、子どもの愛情など根っこにあるものの表現の仕方、生き方が違う。誰でも会って会話してみたい人。でも結構度胸いる。目力というだけでは言い表せない。目を通じて気持ちの部分を見せる。でも完全にシャッターを閉じていて、見つめ合っているけど何も見えない。そういう怖さというのは…演技のしようがない」と絶賛した。