ファフナーと呼ばれる有人人型機動兵器で「フェストゥム」と戦う物語『蒼穹のファフナー』。今回は、献身的かつ観察力に優れ、ファフナーパイロットの核心的な部分を突く「遠見真矢」の魅力についてご紹介したいと思います。


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【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■卓越した射撃力を持つ真矢

 真矢は、身体的ハンデを持つ点がファフナーパイロットとして適任ではないということでパイロットから外されてしまいます。しかし、姉の「遠見弓子」が家族を危険にさらしたくないという思いから真矢のデータを隠蔽した事が判明。真矢のデータは、一騎に次ぐ非常に高い能力でした。そのことを真矢も知り、ファフナーに搭乗することを決めます。

 射撃訓練では、遥か遠くの目標も瞬時に打ち抜くほどの長距離射撃能力を見せ、射撃手としてマークジーベンに搭乗。初出撃では得意の射撃力で多数の敵を撃ち抜いています。しかも、フェストゥムのみなら100パーセント仕損じていないという恐ろしい射撃力です。冷静沈着な判断で敵を正確に撃ち抜く事から、ファンの間では「マークゴルゴ」などと呼ばれています(アニメの真矢の戦闘シーンを見てもらえればピッタリのあだ名だと思います)。このように、冷徹とも言えるほど冷静な判断力を持った真矢ですが、仲間が傷つく事に動揺する場面も。

■恋するヒロイン

 真矢は、幼馴染である「真壁一騎」の事をずっと想っているとても健気なヒロインです。ファフナーに乗る事を決意したのも、一騎と共に戦う事ができる事が搭乗理由のひとつ。どんな時でも一騎のことを想っているのです。また、一騎が竜宮島を脱走する前に、一騎から「遠見は俺のこと覚えてくれるか」と尋ねられ、迷わずこう言います。「あたし・・・どんなに変わっても、不器用で口下手な一騎のこと覚えているよ」。これは、一騎の気持ちを真矢が理解している証拠ではないでしょうか。

 『EXODUS』では、一騎がマークザインに搭乗し、真矢達のいるシュリナーガルに助けに来たとき、「一騎君ごめんね。私じゃ守れなくて・・・ごめんね。」と、自分の力の足りなさと、一騎を再びマークザインに乗せてしまった罪悪感から謝っています。さらに、一緒に救援にきた総士に対して、「なんで一騎君を止めなかったの?」と総士を責めます。一騎の体を心配しているからこその発言ですね。

 その後一騎が現れ、怒りを抑えながら少し悲しげな表情で感謝を言う真矢の姿がとても切ないです。この後、一騎と真矢が二人きりで楽しそうに話している姿、恋する乙女の顔はとっても可愛く見えます。しかし、一騎は全くと言っていいほど真矢の好意に気づいていません。真矢が可愛そうなので、第二期ではしっかりと真矢の気持ちに応えて欲しいと願うばかりです・・・。

■活発で明るいヒロイン

 とても活発で趣味はロッククライミング。早朝に近くの小高い山を命綱一本で登っているシーンがちょくちょく見られます。真矢曰く、山の上から見る竜宮島の景色がとても好きだそうです。こんな活発な真矢ですが、実は主婦スキルは全くありません・・・。料理はほとんど出来ず、一騎を自分の家に呼んで夜ご飯を振舞う時も、姉の弓子に手伝ってもらっています。また、料理に限らず手先が不器用なため、包帯を巻くことも出来ません・・・。しかし、何でも完璧にこなすパーフェクトなヒロインより、このような欠点を持った、どこか身近に感じられるヒロインの方が共感できて、更に魅力を感じます。

 第一期で弓子から手渡された道夫(弓子の旦那)の形見の銃は、第二期で一体何を意味するのか?また『蒼穹のファフナー』から続いてきた一騎との恋の行方に決着はつくのか?色々と真矢の今後が気になります。なんとか真矢達がハッピーになる事を、心の底から願うばかりです。


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★記者:廉(キャラペディア公式ライター)

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