間宮祥太朗が主演を務める金曜ドラマ「イグナイト -法の無法者-」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の最終話6月27日(金)に放送される。同作は、日本の訴訟社会化と飽和する弁護士界の実態をテーマにした、完全オリジナルのダークリーガル・エンターテインメント。“争いの火種”があるところへ潜り込み、訴訟をたきつけ大金を稼ぐ“無法者”な弁護士の姿を描く。

【写真】法廷で相手を鋭く見据える間宮祥太朗“宇崎”、三山凌輝“高井戸”、上白石萌歌“伊野尾”、仲村トオル“轟”

間宮祥太朗がTBS連続ドラマ初主演

同作でTBS連続ドラマ初主演を果たす間宮が演じるのは、父親を事故で亡くしたことをきっかけに弁護士を志した、向こう見ずだが正義感にあふれる主人公の宇崎凌(うざき・りょう)。

そんな宇崎が飛び込むことになる「ピース法律事務所」のメンバーには、金儲けのために動く事務所のリーダー・轟謙二郎(とどろき・けんじろう)役に仲村トオル、事務所唯一の女性弁護士・伊野尾麻里(いのお・まり)役に上白石萌歌、いつもローテンションの事務所最年少弁護士・高井戸斗真(たかいど・とうま)役に三山凌輝が配役されている。

ほか、エリート街道を歩んできたベテラン弁護士・桐石拓磨(きりいし・たくま)を及川光博、捜査一課の刑事・浅見涼子(あさみ・りょうこ)をりょうが演じる。

■これまでの放送では――

宇崎(間宮)らは、5年前のバス事故の真相を暴くため、母・純子(藤田朋子)が原告となり、父・裕生(宮川一朗太)がかつて働いていた湊中央バスを訴えることに。

被告であるバス会社所長・浜岡(おかやまはじめ)は「事故の原因は裕生が副作用の強い薬を服用していたため」という警察の結論を盾に主張を続ける。

宇崎はバス事故について調査するため、伊野尾(上白石)と共に裕生が勤務していたバス会社を初めて訪れる。一方、浅見はある闇カジノに目をつけ、高井戸(三山)と共に半グレの若者をそこへ潜入させようと試みる。

最終話では――

内閣官房長官・石倉(杉本哲太)を引きずり下ろすべく、宇崎らは、事故を起こしたバスで自動運転システムが暴走したという記録を探すため、「GIテクノロジーズ」の元社員と接触。そこでシステムの監視を担当していた「モビリノ」という会社の存在を知る。伊野尾は裁判所の執行官らを伴い、事故当日の監視記録の保全に向かう。

同じ頃、石倉から弁護依頼を受けた千賀(田中直樹)は、GIテクノロジーズ社長・宝田(田中幸太朗)と手を組み水面下で動いていた。真実が明らかになるまであと一歩となった矢先、宇崎の“正義”までをも揺るがす想定外の出来事が降りかかる。

――という物語が描かれる。

■真実を求め“ピース”たちが一つに――

公式HPなどで公開されている予告動画では、「湊市バス横転事故の裏で起きていた真実です」と法廷で語る宇崎の姿や、「GIテクノロジーズが犯した罪をあの家族が背負ってきたんです」と関係者に訴えかける伊野尾と、その横で深く頭を下げる高井戸、「この組織も一度壊れるべき時がきてる」と決意を固める浅見の姿などが描かれている。

一方で、純子が道端で倒れる描写と、「大切なものを守るために弁護士になったのに…」「もう何にも失いたくないです」とうなだれる宇崎の姿も。さらに、宇崎と轟(仲村)と対峙した石倉は「私が見ているのは目の前のことなんかじゃない。この国の未来だ」と無神経に言い散らしている。

轟は「その真っすぐな正義にだけは絶対にうそをつくな」と宇崎を奮い立たせ、ラストには、「親父は最高の人間だったと言いたいです」と証言台で力強く発言する宇崎の姿なども映し出されている。

最終話放送を前に、SNS上では「ピース法律事務所の“ピース”って、peace(平和)とpiece(一片)の両方の意味があったのか」「熱い演技に引き付けられる」「終わっちゃう悲しさと勝利を見届けるワクワクで複雑」「もっと見ていたかった」「純子さん、無事でいて…!」といった声などが上がり、話題となっている。

金曜ドラマ「イグナイト -法の無法者-」最終話は、6月27日(金)夜10:00よりTBS系にて放送。

金曜ドラマ「イグナイト -法の無法者-」最終話より/(C)TBS