
今田美桜が主演を務める連続テレビ小説「あんぱん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。6月23日からの第13週「サラバ 涙」では、終戦から5カ月が経った後の世界が描かれた。(以下、ネタバレがあります)
■第13週「サラバ 涙」
連続テレビ小説、第112作目となる本作は「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかしと小松暢夫妻をモデルにしたオリジナル作品。脚本は連続テレビ小説「花子とアン」、大河ドラマ「西郷どん」の中園ミホが担当している。
戦前、戦中、戦後と激動の時代を生きたやなせと、やなせと共に生き、彼をけん引し続けた“ハチキンおのぶ”こと暢が、あらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどり着くまでの人生を描いた物語だ。
第13週は、終戦から5カ月が経ち、のぶ(今田美桜)は入院中の次郎(中島歩)の見舞いに、海軍病院に通う日々を過ごす。次郎の前では務めて明るく振る舞っていたのぶだったが、次郎に話せずにいたことを打ち明けることに。次郎はのぶの話を聞きながら、ノートに速記で何かを書く。速記の文字を不思議がるのぶに、次郎は「今度教えてあげる」と話す。それから1週間ほど経ったある日、無精ひげに軍服姿の嵩(北村匠海)が御免与駅に降り立つ…といったストーリーだ。
■のぶは次郎からの手紙に胸を熱くする
26日放送の64回では、のぶが、速記の本を参考に次郎の速記を読み解いた。
そこには「のぶへ 自分の目で見極め自分の足で立ち全力で走れ。絶望に追ひつかれない速さで それが僕の最後の夢や」と書いてあった。
このメッセージに胸が熱くなるのぶ。
そして、その日からのぶは速記の猛勉強を始めた。この時代、速記を勉強したら女性でも就職に有利になるのだそうだ。
■メイコは初恋の相手に遭遇し…
同じころ、柳井家には健太郎(高橋文哉)が訪ねてきて、嵩を唖然とさせていた。そこで2人は職を探しに街を出歩いたところメイコ(原菜乃華)に遭遇。
メイコは初恋の相手健太郎を見つけるやいなや涙を流し「もんてきてくれてありがとうございます!」と告げたのであった。
これには視聴者から「メイコと健太郎、よかった!」「原菜乃華ちゃんの涙にもらい泣きしそう」などといった声が上がっていた。
■闇市で思わぬ出会いが
そしてある日、闇市で客と行商のやり取りをこっそり速記でメモしていたのぶは、近くで酒を飲んでいた男たちに声をかけられる。
その男性は、高知新報の東海林(津田健次郎)という男で、速記をしているのぶに関心を持ち「採用!」と告げ、名刺を渡し、この日の放送は終了した。
◆文=於ありさ

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