
「非日常は案外すぐそこに」1泊2日のショートトリップで“初夏の鳥取”をいいとこ取りできる10のスポット!の画像一覧
「週末、どこかでリフレッシュしたい」「せっかくなら自然もグルメも、ちょっと文化にも触れたい」。そんな欲張りな気分を満たしてくれるのが、実は鳥取県。県土の7割が森林という自然豊かな土地には、鳥取砂丘や大山といった定番の絶景から、注目のアートスポット、こだわりのローカルグルメまで、魅力がぎゅっと凝縮されています。
なかでも2025年3月にオープンした「鳥取県立美術館」を中心に、「自然×アート×ご当地体験」を軸にした1泊2日の旅は、今こそ狙いどき。アクセスは羽田からの直行便+レンタカーでスムーズ。何もかも詰め込まずに、心地よく“いいとこ取り”する大人の週末旅へ。そんな旅を叶える、とっておきのモデルコースをご紹介。
鳥取1泊2日ショートトリップモデルコース(初夏編)
Day1:大自然とご当地グルメを満喫する鳥取・岩美エリア
9:20 羽田空港 発
10:35 鳥取砂丘コナン空港 着
11:00 鳥取砂丘で非日常スタート!
12:30 海陽亭で鮮度抜群の海鮮ランチ
14:00 浦富海岸で絶景クルーズ
16:30 グランドーム砂優にチェックイン
Day2:アート&カルチャーを味わう倉吉・湯梨浜エリア
10:00 チェックアウト
11:00 鳥取県立美術館でアート散策
12:30 優希-café yuuki-で絶景ランチ
14:00 白壁土蔵群&フィギュアミュージアムを街歩き
16:00 HAKUSENで旅の締めくくりスイーツ
18:40 鳥取砂丘コナン空港 発
20:00 羽田空港 着
#01 まずは鳥取砂丘で旅のテンションを一気に上げる!
旅のスタートは、日本最大級のスケールを誇る鳥取砂丘から。一面に広がる“非日常の絶景”に、自然のパワーを感じずにはいられません。風と砂がつくり出す「風紋(ふうもん)」は、まるで自然が描いたアートのよう。SNS映えも間違いなし! ラクダに乗ったり、サンドボードやファットバイクに挑戦したりと、アクティビティも豊富。観るだけじゃなく、体験して楽しめるスポットです。
『鳥取砂丘』
住所:鳥取県鳥取市福部町湯山
https://www.sakyu-vc.com/jp/
#02 ランチはここで決まり!“いけす”の鮮魚を味わう贅沢海鮮ランチ
せっかくの鳥取旅、ランチはやっぱり地元の魚!港から水揚げされたばかりの鮮魚は、お店まで水槽で運んでいるそう。さらに天然海水を使った“いけす”で管理されているから、魚の鮮度も抜群。注文後に調理されるので、素材の旨みがダイレクトに伝わります。
白イカ、モサエビといった地元ならではの旬の味覚が味わえるのも魅力! 鳥取の海の恵みを、ぜひここで味わってみては? ※メニューは季節や仕入れ状況によって変わることがあるので、訪問前にチェックを。
『天然海水いけす海陽亭』
住所:鳥取県鳥取市賀露町西3丁目27-1
https://www.kaiyoutei.jp/tottori/
#03 午後は透明度25メートルの海へ!絶景クルージングで気分爽快
「ここ、日本?」と思わず言っちゃう、驚きの透明度! 浦富(うらどめ)海岸の海は、なんと透明度25メートル。エメラルドブルーに輝く海と、白砂や奇岩が織りなす景色は、まさに絶景です。そんな海をたっぷり満喫できるのが、遊覧船クルージング。
リアス式海岸ならではのダイナミックな地形や、国の名勝にも選ばれた変化に富んだ風景を、船上から間近に楽しめます。潮風を感じながらのクルーズで、初夏の鳥取の美しさを全身で感じてみてください!
『浦富海岸遊覧船クルージング』
住所:鳥取県岩美郡岩美町大谷2182
https://yourun1000.com/
#04 鳥取砂丘のすぐそばで!星と自然を満喫する“贅沢グランピング”
自然に包まれながらちゃんと快適、そんな理想を叶えてくれるのが、鳥取砂丘のそばに佇むドーム型グランピング施設「砂優」。全6棟のドームテントは冷暖房完備で、アウトドア初心者でも安心。共有施設としてキッチンやドリンクバー、シャワールームなども整っていて、“ホテル級に快適”なグランピング体験ができます。
なかには露天風呂付きやドッグラン併設タイプもあり、好みにあわせて選べるのもうれしい。アウトドア初心者も気軽にチャレンジできるので、ぜひ体験してみてください。
夜は、鳥取の地元食材をふんだんに使った贅沢BBQ。鳥取和牛や大山ウィンナー、新鮮な魚介、地元野菜にスキレット料理まで、素材の力をシンプルに堪能できるメニューがずらり。食事の締めには、ふっくら炊き上げた鳥取産のお米を。デザートには、地元っ子に愛される「白バラ牛乳」のアイスで、最後までご当地づくし!
『グランドーム砂優 -sayu』
住所:鳥取県鳥取市浜坂1157-118
https://www.glamping-tottorisakyu.com/
#05 星空に、まるごと包まれる夜。“星取県”でしか味わえない感動体験
「星取県」の愛称で知られる鳥取県は、全国でも有数の星空スポット。環境省の調査でも“星空が最も美しい場所”のひとつに選ばれるほど、空気の澄み具合と光の少なさはお墨付き。なかでも鳥取砂丘は、視界を遮るものが一切なし。360度どこを見ても星、星、星。まるで星に包まれるような感覚に。天の川や流れ星を肉眼でとらえる、そんな非日常の夜空体験は、この旅のハイライトになるはず。
#06 カフェもショップも!県立美術館で気軽にアート体験
2025年3月、鳥取に待望の新名所「鳥取県立美術館」がオープン! “みんなでつくる”をテーマに、誰でも気軽に立ち寄れる開かれた美術館です。広々としたギャラリーに加え、カフェやキッズスペースも併設。鳥取の民芸やアートをモチーフにしたグッズが揃うショップも要チェックです。
展示は、アンディ・ウォーホルの常設作品のほか、「水木しげる展(7/19~8/31)」や「The 花鳥画展」(10/11〜11/24)」など多彩な企画が盛りだくさん。鳥取の“今”を感じる、注目スポットです。
『鳥取県立美術館』
住所:鳥取県倉吉市駄経寺町2-3-12
https://tottori-moa.jp/
#07 窓の外はまるで絵画。絶景ランチでほっとひと息
倉吉市にある「優希 -café yuuki-」は、身体にやさしい“植物性・発酵・米粉”をテーマにしたランチ&スイーツが楽しめる隠れ家カフェ。旬の野菜をふんだんに使った料理は、見た目も味もナチュラルで心地よく、リフレッシュ旅の途中にぴったりです。
店内の大きな窓からは、どこまでも続く田園風景が広がり、まるで一枚の風景画の中にいるような気分に。忙しい日常を忘れて、心も体も整う癒しのひとときをどうぞ。※ランチは完全予約制なので、事前のチェックをお忘れなく。
『優希 -café yuuki-』
住所:鳥取県倉吉市米田町2丁目31−3
https://cafeyuuki.com/
#08 鳥取の“小京都”、倉吉の白壁土蔵群をゆるりと街ブラ
赤瓦と白壁の蔵が立ち並ぶ「白壁土蔵群」は、鳥取県倉吉市にあるレトロな街並みスポット。江戸から明治にかけての風情がそのまま残る通りは、まるでタイムスリップしたような気分にさせてくれます。
通りを歩けば、地元作家によるクラフトショップや、古民家を改装したカフェ、ギャラリーなどに出会えるのも魅力。旅の途中でふらっと立ち寄れば、きっとあなただけの特別な発見がありますよ。
『白壁土蔵群』
住所:鳥取県倉吉市新町1丁目、東仲町、西仲町、魚町周辺
https://www.kurayoshikankou.jp/kurayoshi_area/shirakabedozogun/
#09 全国でも超レア!“円形校舎×フィギュア”のワクワクが詰まったミュージアム
日本最古級の円形校舎をリノベーションした、ちょっと珍しいフィギュア専門施設「円形劇場くらよしフィギュアミュージアム」。らせん階段が中央にある独特の校舎空間には、アニメ・特撮・ゲームなど、日本が誇るカルチャーのフィギュアがジャンルを超えてずらり!
さらに恐竜、昆虫、仏像など、大人も唸る造形の“立体アート”が楽しめて、想像以上に奥が深い! 企画展やワークショップも定期開催されており、モノづくりの舞台裏に触れることができるのもポイントです。
『円形劇場くらよしフィギュアミュージアム』
住所:鳥取県倉吉市鍛冶町1-2971-2
https://enkei-museum.com
#10 旅のエンディングは、湖畔カフェでご褒美スイーツを
旅の締めくくりに立ち寄りたいのが、湯梨浜町・東郷池のほとりに佇むカフェ「HAKUSEN」。目の前に広がる湖の景色を眺めながら、山陰産の素材にこだわった焼き菓子やケーキ、丁寧に淹れられたコーヒーをゆったりと味わえば、まさに“ご褒美時間”。
チーズケーキやスコーンは特に人気で、テイクアウトできる焼き菓子もあるのでお土産にもぴったり。旅の最後は、心まで満たされるスイーツタイムで締めくくりましょう。
『HAKUSEN(ハクセン)』
鳥取県東伯郡湯梨浜町旭127-2
https://www.instagram.com/hakusen_matsuzaki/?hl=ja
いかがでしたか? 鳥取の魅力を“ちょうどいいバランス”で楽しめる1泊2日のショートトリップ。自然もアートも、ローカルグルメも、無理なく詰め込めるのがこのコースのいいところ。仲間との気ままな週末旅はもちろん、両親とのリラックス旅行、子供連れのファミリー旅やカップルでの大人デートにもぴったりです。
時間や好みに合わせて行程をアレンジすれば、何通りにも楽しめるのも◎。この週末、思い立ったが吉日。飛行機を予約して、ちょっとだけ“非日常”に出かけてみては? その一歩が新しい自分との出会いになるかもしれません!
文/鈴木恵理子

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