
27日からリーグ戦が再開。首位の日本ハムは敵地で西武と戦う。
初戦は防御率1.17の好投手、今井達也とあって、日本ハム打線がいかに挑んでいくか。白熱の戦いが注目されそうだ。
【動画】日本ハム北山は9回一死までノーヒットノーラン投球と圧巻のピッチングを見せた
また交流戦18試合を戦い、11勝7敗で終了。ソフトバンクに1歩届かず。優勝には届かなかったが、交流戦期間中は日本ハムナインの躍動したプレー姿に多くの注目が集まった。
17日からの巨人3連戦(東京ドーム)では19日に投げた北山亘基の快投に評価が高まった。
9回一死までノーヒットノーラン、大城卓三に1発を浴びたものの、巨人相手に圧巻投球。高めにホップするような直球、変化球の制球も冴え、9回でも150キロ超えの直球などタフネスぶりも注目された。9回122球、1安打1失点と堂々の投げっぷりで東京ドームに詰めかけた巨人ファンをも魅了した。
同試合では清宮耕太郎、フランミル・レイエス、野村佑希らをベンチスタートとし、クリーンアップはアリエル・マルティネス、郡司裕也、田宮裕涼と強打の「捕手クリーンアップ」、そして1、2番は俊足の五十幡亮汰、矢沢宏太を抜擢、3回までにこのオーダーが機能し、4得点と好投手、山崎伊織の攻略に成功した。
新庄監督が語った「勝てるチームを2チーム作りたかった」という言葉に体現される、層の熱さが注目された。
またリーグ戦再開後の戦いでも強みと見られているのは先発投手陣の充実ぶり。すでにここまで両リーグトップの14完投を実現。投手の分業制が進む中、令和の野球界に骨太の強化方針も話題を呼んでいる。
先発完投が多く出ることでメリットも大きい。救援陣の負担が減ることにもつながり、選手たちもしっかり勝ち星がつくこと、ともに切磋琢磨の姿勢が生まれ、モチベーションアップにもつながる。
この14完投の内訳は開幕投手を務めた金村尚真、伊藤大海がそれぞれ4、北山が3、加藤貴之、山崎福也、古林睿煬がそれぞれ1完投となっている。
この先発完投型の投手陣には野球ファンの間からも「沢村賞投手を狙える」「日本ハムはいい投手が多い」「えぐすぎる」と評価の声が高まっている。
チームを率いる新庄監督にとっても就任4年目の今季は集大成になる。投打に充実の布陣、自由な発想による多方向のアプローチで多くの野球ファンを魅了している。
リーグ4位の西武までは3.5ゲーム差と今後も混パは続きそう。抜け出す球団は出てくるか。引き続き、戦いぶりに注目が集まりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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