
天下分け目の関ヶ原に「まんぷく定食」発見!
ドライブの際に立ち寄る高速道路のサービスエリア(SA)やパーキングエリア (PA)。民営化以降サービスが向上し、その土地の名産品も食べられるようになっています。特集“SPめし(SAとPAのご飯)”では、全国の高速道路のサービスエリアやパーキングエリアをまわっておすすめのご飯を紹介します。4回目は、名神高速道路下り線にある伊吹PAの「キッチン伊吹」です。
職業ドライバー御用達のレストラン
名神高速道路だけでなく、東海道新幹線でも難所と言えば、天下分け目の関ヶ原。近くには「グランスノー奥伊吹」というスキー場があるように冬は雪が多く降るエリアだ。また名神高速道路は山と山の間を縫うように作られており急カーブが多く、日本の高速道路初の廃道となった区間もこの地域にある。
比較的フラットで直線が多い新名神高速道路の開通により、やや交通量が減った名神高速道路だが、職業ドライバーが愛してやまない食事を出すPAがある。それが名神高速下り線(大阪方面)の伊吹PAだ。
名神高速道路・伊吹PA下りは、大型車40台、小型車36台というコンパクトなPA。しかし、レストランのキッチン伊吹は、8:00~18:00までの営業時間中、職業ドライバーや旅行客で賑わっている。
常連客しか知らないメニューにない“ごはん大盛り”
メニューを見て、まず驚くのが「伊吹のざる蕎麦」の1200円。一瞬「高っ!」と思うかもしれないが、じつは日本そば発祥の地(諸説あり)と言われている滋賀県伊吹山の伊吹在来の玄そばを使用。1000年以上の歴史が濃縮された味と香りが特徴の由緒正しいざる蕎麦なのだ。暑くなるこれからのシーズンにピッタリと言える。
今回キッチン伊吹でいただいたのは、まんぷく定食の中から豚生姜焼き定食920円だ。定食はプラス150円でみそ汁をかけうどん・そばに変更可能。1070円で超まんぷく定食にできるのは本当にありがたい。
うどんに変更したので、ご飯は並盛りのままにしたが配膳されたご飯を見て驚いた。並盛りでも大きめの茶碗にごはんが山盛りとなっていた。その風景は冬の伊吹山を彷彿とするような雪山のような盛り加減が特徴。おかずの豚生姜焼きは、しっかりと炒めた玉ねぎの甘みと豚肉の脂の旨みが引き立ち、辛さと塩気を効かせたタレが全体の味をうまくまとめている。
それゆえ山盛りに盛られたご飯はあっという間に進んでいく。プラス150円のかけうどんはネギとかまぼこがのったシンプルなものだが、関西風の出汁のきいたスープがさらに食欲をかき立ててくれて、あっという間に完食してしまった。
食後、スタッフに訪ねると掲示はしていないものの、ご飯の大盛りは無料で行っているとのこと。しかし、見てもらったとおり並盛りでもかなりの量なので、最初は並盛りをオススメする。また、店舗の外にも屋根があり食事をできるテラス席があるので、ペット連れのユーザーにもオススメの休憩スポットだ。
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営業時間:8:00~18:00

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