オン・ソンウ主演、パク・ホサン共演の心温まるヒューマンドラマ「コーヒーを飲みましょうか?」(全12話)が動画配信サービスHuluにて配信中。本記事では、最終話となる第12話のあらすじや見どころを紹介していく。

【写真】談笑するオン・ソンウ“コビ”&パク・ホサン“ソク”&ソ・ヨンヒ“ジュヒ”

■韓国ドラマ「コーヒーを飲みましょうか?」とは

本作は「食客」や「タチャ イカサマ師」などで知られる、韓国の人気漫画家ホ・ヨンマンが、デビュー40周年を記念して制作したコミックが原作となっている。公務員試験に失敗し人生に悩む青年、カン・コビ(オン・ソンウ)が偶然立ち寄ったカフェ。そこで飲んだコーヒーに感銘を受け、“コーヒーに人生を賭けたい”と店長のパク・ソク(パク・ホサン)に弟子入りし、バリスタとして成長していく姿が描かれる。

純粋な意志と情熱だけを持ってコーヒーの世界に飛び込む新人バリスタ・コビを、「PRODUCE 101」をきっかけにデビューを果たしたボーイズグループ・Wanna Oneの元メンバーで、現在はソロアーティストや俳優として活躍するオン・ソンウが担当。

また彼の成長を見守る店長のパク・ソクを、「ペントハウス」シリーズやドラマ「刑務所ルールブック」などに出演するベテラン俳優のパク・ホサンが、ソクの恋人であるキム・ジュヒを、ドラマ「7人の脱出」や映画「探偵なふたり」などに出演するソ・ヨンヒが演じている。

“コーヒー”を通して成長を遂げる若者の姿と、その周囲との人間関係、そして物語を通してゆったりとした雰囲気を楽しめる内容に仕上がっている。

■ソクの新メニューが人々の心を癒す…最終話あらすじ

世界的にコロナウイルスが蔓延し、商店街には廃業による空き家が目立ち始める。「2デコーヒー」の周辺のお店にも影響が出ており、ソク(パク・ホサン)も店の閉店について考え始めていた。一方コビは働いているカフェのオーナーから、“海外の農場の担当者になってほしい”と打診を受ける。喜ぶコビだが、オーナーから“最近ソクが大変らしい”という話を聞き、どこか気がかりな表情を浮かべる。

その頃ソクは、常連客・カウォンのバイト先の店長と、手作りのジェラートエスプレッソをかけた新メニューの“アフォガード”を開発していた。その後常連客らと開いた試食会で、一般的に品質が低いと言われるロブスタをアラビカ豆に混ぜてバランスを取ったソク。そんな彼のオリジナルエスプレッソを味わう中、ジュヒ(ソ・ヨンヒ)は「(コビも)来れたらよかったのに…」と呟く。

一方、コーヒー評論家・チョイハットから試食会のことを聞かされたコビは、「2デコーヒー」へと走り出し――。

■久々の再会を果たすソクとコビ

これまで、個性豊かなお客とのさまざまなエピソードが紡がれ、ソクとコビ、周囲の人たちとの温かい絆が描かれてきた本作。最終話では、コロナウイルスによって困難に直面し、大きな打撃を受ける「2デコーヒー」や周囲の店の様子が映し出される。

そんな中で振る舞われた“甘くほろ苦い”アフォガードには、ソクの温かい思いやりが込められている。“これを食べたら全てうまくいくような気がする”と常連客も話すように、アフォガードコロナウイルスに疲弊した人々につかの間の癒しを与えていた。

またソクが作るアフォガードエスプレッソには、しっかりと管理され品質の良いアラビカと、無限の可能性を持つロブスタが配合されており、まるでソクとコビのような組み合わせに。その新メニューに対して、ジュヒ(ソ・ヨンヒ)が「誰かと誰かみたいね」と呟くシーンは非常に印象的だ。

そして、チョイハットから“1つだけ残されたアフォガード”やブレンドしたエスプレッソの話を聞いたコビは、その意味に気付かされる。思わず走り出してソクのもとへ急ぐコビの姿はもちろん、久々に再会した2人の微笑ましいやり取りなど、胸がアツくなるシーンが多数散りばめられている。

素直になれず離れ離れになった2人のハートウォーミングなラストにぜひ注目したい。

「コーヒーを飲みましょうか?」より/(C)Contents Creative Group Moon