間宮祥太朗が主演を務める金曜ドラマ「イグナイト -法の無法者-」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の最終回が6月27日に放送。「ピース法律事務所」のメンバーらが被告側の不利になる証拠を集め、そのうえで宇崎(間宮)が証言台に立ったシーンに多くの声が上がり、SNSが盛り上がった。(以下、ネタバレを含みます)

【写真】涙ながらに亡き父への思いを語る宇崎(間宮祥太朗)

■「イグナイト -法の無法者-」とは

同作は、日本の訴訟社会化と飽和する弁護士界の実態をテーマにした、完全オリジナルのダークリーガル・エンターテインメント。“争いの火種”があるところへ潜り込み、訴訟をたきつけ大金を稼ぐ“無法者”な弁護士の姿を描く。

映画「正体」「青春18×2 君へと続く道」「余命10年」など、数々の話題作を世に送り出してきた藤井道人監督を筆頭に、本作の制作陣でもある映画「帰ってきた あぶない刑事」の原廣利監督、Netflixシリーズ「イクサガミ」の山口健人監督らが所属するコンテンツスタジオBABEL LABELとTBSの初タッグも話題となっている。

向こう見ずだが正義感にあふれる新米弁護士・宇崎凌(うざき・りょう)を間宮、宇崎が飛び込むことになる「ピース法律事務所」のメンバーで金儲けのために動く事務所のリーダー・轟謙二郎(とどろき・けんじろう)を仲村トオル、事務所唯一の女性弁護士・伊野尾麻里(いのお・まり)を上白石萌歌、いつもローテンションの事務所最年少弁護士・高井戸斗真(たかいど・とうま)を三山凌輝が演じる。

また、「ピース法律事務所」と敵対するベテラン弁護士・桐石拓磨(きりいし・たくま)に及川光博、捜査一課の刑事・浅見涼子(あさみ・りょうこ)にりょう、轟を敵対視する「スリースター法律事務所」の弁護士・千賀光一(せんが・こういち)に田中直樹、湊市の市長・音部卓郎(おとべ・たくろう)に(高嶋政伸)、宇崎の母・宇崎純子(うざき・じゅんこ)に藤田朋子、内閣官房長官の石倉庄司(いしくら・しょうじ)に杉本哲太が扮(ふん)する。

■自動運転システム暴走の証拠の鍵となる記録データが消されてしまい…

宇崎たちは、事故を起こしたバスで自動運転システムが暴走したという記録を探すため、GIテクノロジーズの元社員・望月と接触。

そこでシステムの監視を担当していたモビリノという会社の存在を知る。伊野尾は裁判所の執行官らを伴い、事故当日の監視記録の保全に向かうが、証拠は全て消されていた。

一方、内閣官房長官・石倉から弁護依頼を受けた千賀は、GIテクノロジーズ社長・宝田(田中幸太朗)と手を組み水面下で動いていた。

ある日、宇崎の母・純子が何者かに刺されて入院したことを知った望月から「証言するのをやめたい」と連絡が入るが、伊野尾と高井戸の説得によって望月は証言台に立つ覚悟を決めるのだった。

■宇崎が証言台に立ったシーンに「まじで感動」と反響

裁判当日、伊野尾から自動運転システムについて聞かれた望月が「全てのエラーの解消はできていませんでした。テスト中に意図せず自動運転モードが作動するエラーが報告されていました」と証言。

5年前に事故を起こしたバスには自動運転システムが搭載されており、事故当日に自動運転モードが誤作動を起こし暴走した可能性が高かったことが明らかに。

さらにこれまでたき付けてきた賠償金でモビリノを買収した轟らは、エラーの証拠となるデータを復旧させることに成功。高井戸と浅見は宇崎の父・裕生(宮川一朗太)を解剖した医者の弱みを握り、裕生からは薬物反応は出ていなかったことを証明する陳述書を書かせて提出。そして、宇崎が証言台に立つ時が来た。

宇崎はGIテクノロジーズの大株主が石倉の妻が代表を務める会社であること、自動運転システムの暴走のせいでバスが事故を起こしたことを隠蔽するために裕生に罪を着せたことを明らかにした。

「ピース法律事務所」のメンバーらが被告側の不利になる証拠を集め、宇崎が証言台で石倉を追い詰めたシーンに、「みんなが力合わせてるのまじで感動」「畳み掛けるな〜楽しい」「全てが繋がってる止まらねぇ」「いいぞ宇崎!」「めちゃくちゃ気持ちいい伏線回収」「片っ端から潰していってて最高」「畳み掛ける宇崎いいぞー」「イグナイトのおもしろさ最高潮へ!」「みんなが裏で頑張っててかっこいい」「怒涛の展開でスカッとする」「胸が熱くなる」などの声が上がり、SNSが大いに盛り上がった。

そのあと石倉と対面した宇崎と轟。去り際に宇崎が石倉に「あんたがどんだけ偉くなろうと地獄まで付き合うからな」と言い放つと、「すみませんね、うちの弁護士イキがよくて口が悪くて。ダメだよ地獄なんて言ったら。あの人一人で行けるから」と轟が毒を吐くというシーンで視聴者を楽しませた。

石倉は辞任に追い込まれ、最後は「ピース法律事務所」のメンバーが新たな人物をたき付けたシーンで終わった最終回。放送後には続編を希望する声も上がっていた。

高嶋政伸の高は正しくは「はしご高」

◆文=奥村百恵

(写真左)宇崎(間宮祥太朗)が法廷で証言する/「イグナイト -法の無法者-」最終回より(C)TBS