九州自動車道下り・桜島SAレストラン:おじゃったもんせ! と肉汁あふれる黒豚とんかつ繕がお出迎え【SPめし】

どこか懐かしさが漂うレトロ感のあるSA

ドライブの際に立ち寄る高速道路サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)。民営化以降サービスが向上し、その土地の名産品も食べられるようになっています。特集“SPめし(SAとPAのご飯)”では、全国の高速道路サービスエリアパーキングエリアをまわっておすすめのご飯を紹介します。5回目回は、九州自動車道下り線にある桜島SAレストランです。

鹿児島を代表する企業が運営する本格レストラン

九州自動車道下り線(鹿児島方面)最後のSAが桜島SAだ。2018年に放送されたNHK大河ドラマ「西郷どん」を記念して、店舗前には13体(19キャラ)の顔出しパネルを設置。幕末維新の鹿児島県にゆかりのある偉人が並び、これだけで「鹿児島に来たぁ!」と実感できる。桜島SAは駐車スペースが広いだけでなく、長旅の疲れを癒せるように、地元鹿児島の食材を活かした料理が楽しめるのが特徴だ。ちなみに「おじゃったもんせ」とは鹿児島弁で「いらっしゃいませ」という意味だ。

フードコートだけでなく、レストランも7:00〜22:00まで営業していて、夜遅くなっても温かい食事を摂れるのは運転の疲れをとるのに効果的だ。

鹿児島というと黒豚が有名だが、鹿児島黒牛は5年に1度開催される「全国和牛能力共進会」で2017年、2022年と2大会連続で日本一を獲得している。またさつま若しゃも、さつま地鶏、そして黒さつま鶏という3ブランドのルーツとなる薩摩鶏の産地でもあるのだ。

注文したのは絶品の黒豚とんかつ膳

桜島SA下りのレストランは、鹿児島県を中心に観光・交通事業を手掛けるいわさきグループが経営している本格派。自社牧場で飼育されたいわさきWAGYUがゴロッと入った贅沢ないわさきWAGYUカレー1050円や黒豚チャーシューがのった黒豚ラーメン950円に後ろ髪を引かれつつ、黒豚とんかつ膳1620円をオーダー。ちなみに、この黒豚とんかつ膳、黒豚生姜焼き定食、黒豚かつとじ繕、黒豚の回鍋肉。そして唐揚げ定食の繕はご飯の大盛りが無料となっている。

九州自動車道下り・桜島SAレストランを紹介

黒豚のとんかつは、衣が薄く非常に丁寧な雰囲気。塩を付けて食べると、肉の線維の間からあまり肉汁があふれてくる。塩によって肉の甘さが際立ち、非常においしい。黒豚とんかつはソースとの相性も抜群で、大盛のご飯がどんどんと進む。

また、揚げる油にも気を遣っているようで、とんかつは非常に軽く、食べ終わった後も胃もたれはまったくない。一般的な1000円以下で食べることができるとんかつとは別物だ。この優しい味わいの黒豚とんかつが1620円で食べられるのは、むしろリーズナブルに感じた。

黒豚を使ったとんかつやラーメン、和牛を使用したカレーに加えて、カンパチ漬け丼など地元の食材を活かした食事が特徴の桜島SA下り。晴れた日には桜島も見ることができるスポットなので、クルマで鹿児島に行ったときは挨拶代わりに寄りたいスポットだ。

【桜島サービスエリア下り線レストラン 九州自動車道下り】

営業時間:7:00~22:00
九州自動車道下り・桜島SAレストランを紹介

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繕モノのごはんは大盛りが無料