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 アメリカ・フロリダ州に暮らす生後9か月の犬、コタは6月17日、裏庭から脱走してしまった。

 飼い主が心配する中、30分後に玄関のドアベルを自らの鼻で何度か押して、家族に帰宅を知らせたという。

 もちろん、家族はドアベルの使い方を教えたことは一度もない。自ら見て学んだのだろう。家族は予想外の行動に驚きながらも、無事に帰宅したコタを見て胸をなでおろしたという。

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犬が穴を掘って裏庭から脱走

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 2025年6月17日、アメリカ・フロリダ州クレストビューで暮らすオスリックさん一家が飼っている、生後9か月のオスの犬「コタ」が、自宅の裏庭から脱走した。

 裏庭が大好きなコタは、いつものようにそこで遊んでいたが、なかなか戻ってこない。

 じつはコタ、掘りが大好きで、後にフェンスの下に穴を掘って門をくぐり抜け、家から脱走していたことがわかった。

ドアベルを押して家族に帰宅を知らせたコタ

 オスリックさんは、コタがしばらくしても戻ってこないことに気づき、不安を感じはじめた。

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 30分後、家族がコタを探しに出かけようとしたそのとき、スマートフォンにドアベルからの通知が届いた。

 オスリックさんがスマホで玄関前のカメラ映像を確認すると、なんと画面にはコタの姿が映っていた。

 コタは玄関まで歩いてくると、立ち上がって鼻でドアベルを何度も押し始めたのだ。

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 家族が玄関を開けると、そこにはどこか得意げな表情をしたコタが待っていた。

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 「彼がケガをしたり迷子になる前に見つけられて、本当に驚いたし嬉しかったです」とオスリックさんは語る。

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ドアベルの使い方は自ら覚えた

コタはこれまでにも偶然ドアベルに触れたことはあったが、家族が使い方を教えたことは一度もない。

おそらくコタは、家族がドアベルを使ってやり取りする様子を見て、「これを押せば誰かが出てくる」と学んだのだろう。そして今回は、まさにその理解をもとに自分でドアベルを押したというわけだ。

Ring社が公開した映像には、玄関へ向かうコタの姿と、何度もドアベルを押す様子が鮮明に映っている。

オスリックさんはそのときの映像を保存し、家族や友人と何度も見返して楽しんでいるという。

コタの賢さに対しては、SNS上でも多くの称賛の声が寄せられている。

現在コタは体も大きくなり、再び脱走することはなくなったというが、「必要があれば、またドアベルを鳴らすかもしれません」とオスリックさんは笑顔で語った。

コタは底抜けに明るく、いたずらが大好きだが、その天真爛漫な性格が、家族を日々幸せにしてくれているという。

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