
首位の阪神は交流戦明けのヤクルト3連戦を勝ち越し。また最終、6月29日の試合では、長く先発を外れていた前川右京が左翼、佐藤輝明が三塁でスタメン出場と開幕時の形に戻ったことも注目された。
【徹底考察】『順位の変動はある?ない?』阪神は佐藤の守備の起用法が大きく左右する?DeNAは打線の固定化を推奨!巨人&中日はどうなるのか?セリーグのここからの戦いを徹底考察【プロ野球】
5月下旬からは、右翼・佐藤輝、左翼を森下翔太、中堅を近本光司のレギュラー3人が固めたが、今後V奪回を目指すチームの守備隊形はどのようになっていくのか、球界内からも考察の声が上がっている。
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は29日までに自身のYouTubeチャンネルに「【徹底考察】『順位の変動はある?ない?』阪神は佐藤の守備の起用法が大きく左右する?DeNAは打線の固定化を推奨!巨人&中日はどうなるのか?セリーグのここからの戦いを徹底考察【プロ野球】」と題した動画を更新。交流戦明けのセ・リーグ各球団の戦いぶりに考察を加えている。
高木氏はリーグ首位の阪神に関しては「課題は何が出てくるかといえば、守備が出てくると思う」とキッパリ。
交流戦終盤の試合では失策が相次いだこともあり、「もちろんファインプレーもあるけど」としながら、「夏場は疲れが伴って出てくるのは、阪神はミスということだよね」と投手力が強みとなっていることで、守備にも堅さが求められるとした。
さらに「阪神が気をつけなきゃいけないのは、サトテルをどうするんだと」。主砲、佐藤輝明の守備位置に関して着目。
開幕サードの形に戻すのか、そのまま右翼で外野起用を続けるのかも、焦点になるとした。「これ(サード守備)は負担がかかるけどもどうなんだということが、最大のテーマに俺はなってきそうな気がする」とコメント。
高木氏自身も内野から外野コンバートの経験があることで「もう外野行ったら、これほど楽なことはないよ」と表現。内野においては緊張感が違うとしながら、選手にとっては、その緊張感が打席にいい影響を及ぼす選手、また逆に作用する選手もいるとした。
その上で高木氏は「俺はサトテルはサードで緊張感を持っているほうが、打席での緊張感も途切れない、多分」と考察する場面もあった。
動画内では他球団の戦いぶりについても言及している。
実際に佐藤輝は久々に三塁を守った29日の試合でも、フットワーク軽く守備を行ったことも注目された。いずれにせよ、リーグトップの20本塁打をマークする主砲がリズム良く攻守で活躍することが期待される。
今後の守備位置をめぐっての藤川球児監督の起用、判断も注目を集めていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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