
この記事をまとめると
■旧車イベントで筆者が実際に遭遇した困ったマニアの実例を紹介
■展示場所や対応への不満などイベント運営の妨げにもなり来場者に不快感を与えるケースも
■自覚なき迷惑行為こそ要注意であり参加者のモラルが試されるところだ
参加する意味ある!? 旧車イベントでマナーの悪い人たちの実例7選
本州の各地が梅雨入りし、春先から続いたイベントシーズンも中休み。そして秋になれば、全国各地でふたたびさまざまなクルマのイベントが開かれます。どのイベントにエントリーしようか、はたまた観に行こうかすでに計画を立てている人もいるはず。しかし、そのなかには「招かねざる客」が紛れていることもしばしばあるのです。
そこで今回は、「旧車イベントでマナーの悪い人たちの実例7選」と題して、相手に不快な思いをさせる要注意人物の行動をピックアップしてみました。自覚症状がなく、思わずドキッとした方、気をつけましょう。
■近寄っただけで睨まれる
旧車やネオクラシックカーへのいたずらや盗難が相次いでいる昨今。愛車に近寄っただけで相手を睨みつける人がいます。大切な愛車が心配なのはよくわかりますが、愛車に近づいてくる人に対してその都度突っかかっていては疲れるだけ。ギャラリーにとってもイヤな思い出しか残りません。せっかくの楽しみにしていたイベントも台なしに。そもそも、なんのためにイベントに参加したのがわからなくなってしまいます。
■展示場所に不満タラタラ
クルマのイベントともなれば、小規模であっても10数台、大規模になれば200〜300台になることも。展示場所は早く来た順のイベントがある一方で、主催者があらかじめ置く場所を決めておいて、イベント当日に誘導するケースもあります。いずれにせよ、置き場所が気に入らないと主催者に不満タラタラ。なかにはSNSに投稿して不満をぶちまけてしまう人もいます。
■なぜかずっと不機嫌で話しかけても無視
朝から奧さんとケンカでもしてきたのか、はたまた愛車の調子がいまひとつなのか。イベント当日はなぜかずっと不機嫌。あきらかに「話しかけてくるなオーラ」全開です。なかには勇気を出して話しかける人もいますが、それすらも無視。目も合わせてくれません。いったい何しに来たのよ。
■延々と一方的に自慢話
自身の愛車がいかにすごいか、そして価値があるか、さらにはレアパーツ満載であるかなど、ここぞとばかりにギャラリーに自慢話。そんなの友人知人にすればいいのでは? と思うのも当然な展開。しかし、友人知人たちにしてみれば、すでに何百回も聞かされ、とうの昔に聞き飽きているので「またか」くらいにしか思っていません。
本人もスルーされるのはわかっていて、それでもなお誰かに自身の愛車のすごさを知ってもらいたい。その一心でイベントに参加している人もいます。
愛車が好きすぎるあまりなのか性格に難アリなのか……。
■ギャラリーの子どもに対しても本気で叱る
ギャラリーや参加者のなかには家族連れでイベント会場に足を運ぶ人がいます。そのなかには小さなお子さんもいます。普段はなかなか見られないクルマが展示してあって大喜び。親御さんの制止も聞かずにお目当てのクルマまでダッシュ! 大好きなクルマが目の前にあるのですから、お子さんはテンションマックス。なんの悪気もなく車体に手を触れたりします。
その光景を目にした瞬間「コラ! クルマに触るな!」と大声で叱り飛ばします。知らない人に怒鳴られたのだから、当然お子さんはギャン泣き。親御さんも必死に謝罪しますが、お子さんは相変わらずギャン泣き。これが原体験となり、クルマが嫌いになってしまうことだって本当にあるのですよ。
■「そんなことも知らないの?」と見下される
旧車を所有するオーナーさんと直に話せて、実体験に基づいたアドバイスや苦労話が聞けるのもこの手のイベントの魅力でもあります。生の情報が得られるメリットがあるぶん、「そんなことも知らないの?」と、相手を見下してくるオーナーも実在します。そんなの知るわけないじゃないですか、オーナーじゃないんだし。
この手の発言をする人は、情報戦になるとマウンティングしてくる可能性があるので要注意です。
■クルマを撮ろうとしたら「勝手に撮らないで!」と怒られる
クルマのイベントにエントリーする際の注意事項として「メディアの取材が入ったり、ギャラリーが撮影してSNSやYouTubeなどに投稿される可能性がある」旨の同意事項があります。読んでいなくても、エントリーした時点で同意したことになるケースが多く、「知らない」や「聞いてない」は通用しません。
それでもなお、自身の愛車が撮影されようとしているのを見つけると「誰の許可取ったの? 勝手に撮らないで!」とマジギレして突っかかってきます。
■まとめ:要注意人物は本人の自覚がないことが多いからタチが悪い
イベントの空気を悪くする要注意人物。たいていは自分の愛車が大切であるがゆえの行動であったりしますが、これが過剰な方向に行くと、今回取り上げたようなトラブルを起こすこととなります。
なかには「イベントに参加して愛車を自慢したいけれど、面倒だし他人とはかかわりたくない」という人もいます。そもそも他人とかかわりたくないのですから、気を遣う必要もありません。さらに自分の「我」を通すぶん、トラブルも起こりがち。
事の顛末をSNSで発信されて拡散。苦労して開催にこぎつけたイベント主催者からすれば、流れ弾に当たったようなものでとんだ迷惑です。
この手の要注意人物は、本人の自覚がないことが多いだけに非常にタチが悪いのです。戒めを込めて、くれぐれも自分自身が要注意人物にならないように。

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