
Mojang Studiosは7月1日(現地時間)、「Minecraft」の新たなプレビュー1.21.100.23を配信しました。
今回のアップデートでは、ゲーム内の「銅鉱石」に焦点を当てたアイテムを実装。統合版(Bedrock Edition)のベータ版およびプレビュー版でテストすることが可能で、Java版(Java Edition)向けも近日公開予定です。
目玉は銅鉱石からクラフトできる「銅ゴーレム」の実装。インベントリを整理してくれるモブ(Mob)で、銅ブロックの上に「くり抜かれたカボチャ」を設置することで召喚できます。
銅ゴーレムを召喚すると、同時に「銅チェスト」も出現(スポーン)。銅ゴーレムは銅チェストに入ったアイテムを自動的に拾い、拠点内の同じアイテムが入っているチェスト、または空のチェストに運んでくれるのだそう。
ちなみに銅ブロックは時間とともに青銅色に酸化していきますが、銅ゴーレムの「色」については、召喚した際に用いた銅ブロックの色で固定されるようです。
つまり、通常の銅ブロックで召喚すれば銅の色の、「酸化した銅ブロック」で召喚すれば青銅色の銅ゴーレムになります。
一方、銅チェストは時間経過ともに色が変わるので、それを止めたい場合は銅ブロック同様に「ハニカム」で錆止めが可能です。
なお、銅ゴーレムは「Minecraft Live 2021」の投票で実装候補に挙がっていたモブ。「アレイ」に僅差で競り負けてしまいましたが、開発チームやユーザーからの人気も高かったということで、今回の実装につながったのだとか。
また、ツルハシや鎧といった銅のツールが装備品としてクラフト可能になります。攻撃力や耐久性などは「石」と「鉄」の中間ぐらいではありますが、銅鉱石はゲーム内では手に入りやすい素材なので、サバイバルモードの序盤などでは役立つでしょう。
マイクラの世界において、銅鉱石は入手が容易なわりに単体でクラフトできるものが多くないという状況でした。そのため、プレイスタイルによっては銅が大量に余ってしまうこともしばしばで、「使いにくい鉱石」というイメージを持っていた人も多いのでは。
今回のアップデートにより、銅ゴーレムによるアイテムの整理/仕分けが可能になっただけでなく、序盤でも石のツールより強力な装備品が作れるように。どちらかといえば不遇だった扱いの銅鉱石、これからは重宝されるかもしれません。

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