BOYNEXTDOORが6月28日~30日の3日間、東京・京王アリーナTOKYO メインアリーナで「BOYNEXTDOOR TOUR ‘KNOCK ON Vol.1’ ENCORE IN JAPAN」と題した単独コンサートを行った。今回の公演は2024年12月からスタートして世界13都市を巡回した大規模なツアーのアンコールとなるもので、この後に開催するソウル公演をもって全行程を終える。本稿では3日目(30日)の模様を紹介する。

【写真】BOYNEXTDOORのメンバーがそれぞれファンサービス

■ライブは日本デビュー曲「Earth, Wind & Fire(Japanese Ver.)」からスタート!

定刻になると、6人のメンバーは壮大なイントロに導かれるように舞台に登場。あいさつ代わりに日本デビュー曲「Earth, Wind & Fire(Japanese Ver.)」と軽快なヒップホップナンバー「Dangerous」を披露すると、「Who’s there?BOYNEXTDOOR!こんばんは、BOYNEXTDOORです!」と、元気よく声を響かせた。

「やっぱりアリーナはスケールが違いますね」(TAESAN)、「前回の公演に来ていただいた方はいらっしゃいますか?あの時、僕たちが言いましたよね。KNOCK ON(楽園)はどんどん大きくなるって!」(JAEHYUN)と、次々と喜びを伝える彼ら。

そして「この曲のサビを一緒に歌えるかどうかで今日の盛り上がりが分かります(WOONHAK)との前振りで始まったのは「But I Like You」。さらに「l i f e i s c o o l」や「OUR」といった清涼感あふれるボーカルを堪能できるナンバーを披露すると、場内のペンライトの光がより激しく揺れていく。

イメージ映像を挟んで再びメンバーが集結し、3rd EP「19.99」に収められているシックなナンバー「Call Me」と「20」を歌い上げると、2度目のトークタイムとなった。LEEHANの「この曲をやるのは本当に久しぶりなんです」とのコメントをきっかけにそれぞれがツアーを振り返ると、引き続いて日本デビュー1周年の話題に。彼らは2024年7月10日に4曲入りのJP 1st Single「AND,」で日本デビューを果たしている。

「1年前、僕たちが出会った瞬間から今日までは何の日? Everyday’s a GOOD DAY!」とRIWOOがファンに声をかけると、「GOOD DAY」のイントロが流れ出す。この曲は同シングルに収録した日本オリジナルソング。サビで歌われる〈晴れの空の下で自由に叫ぶんだ/心躍る最高な今日を過ごして〉というフレーズが、ライブで聴くと一層心にしみる。

■コンサート中盤では場内はすっかり和やかな雰囲気に

コンサートの中盤は、グループのマスコットキャラクターと共演した「ABCDLOVE」、叙情的なギターリフとリズミカルなドラミングで迫る「Amnesia」、清涼感あふれるバンドサウンドが印象的な「Fadeaway」など、グループのポップな魅力をアピールする楽曲が次々と登場。

続く3回目のトークタイムではトロッコに乗りながら歌ったことに触れ、SUNGHOが「実はこれってアンコール公演で新たに加わった演出なんですが、すごく良いと思います!」と少し興奮気味に語ると、場内はすっかり和やかな雰囲気に。

スペシャルな演出はさらに続く。今度は5月にリリースした4th EP「No Genre」をイメージして準備したというユニットステージに突入。最初はJAEHYUN、LEEHAN、WOONHAKでCreepy Nuts の「Bling-Bang-Bang-Born」を、次はSUNGHO、RIWOO、TAESANでMrs. GREEN APPLEの「青と夏」をカバーした。

■ダンスブレークを加えた「Nice Guy」でライブ本編を締めくくる

ここからは人気ナンバーでラストスパート。「今日だけ I LOVE YOU(Japanese Ver.)」をはじめ、ミディアムテンポのバラード「Crying」、日本語の歌唱で魅力が倍増した「But Sometimes(Japanese Ver.)」、穏やかなボーカルがこの季節によく似合う「Gonna Be A Rock」でアリーナの空気を温めた彼らは、ONEDOOR(ファンの名称)と共に「One and Only」や「今日だけ I LOVE YOU(Japanese Ver.)」などを歌う〈KNOCK ON カラオケ〉コーナー(28日は「ButSometimes」、29日は「Nice Guy」)で一体感を生んだ。

最後に「One and Only(Japanese Ver.)」とダンスブレークを加えた「Nice Guy」で締めくくった彼らは、いったん舞台の裏へ。そしてアンコールに応えて戻ってきた6人は「Serenade」を歌い終えると、順に感謝の気持ちを語っていく。

これでコンサートも終わり——。誰もがそう思ったとき、8月20日(水)にJP 2nd Single「BOYLIFE」を発売することがアナウンスされると、会場のあちこちから割れんばかりの拍手が送られた。祝祭ムードが漂う中、BOYNEXTDOORは「400 Years」や「So let’s go see the stars」「I Feel Good」「今日だけ I LOVE YOU(Japanese Ver.)」「Earth, Wind & Fire(Japanese Ver.)」といったインパクトのあるナンバーを繰り出し、3時間以上に及んだステージは幕を閉じた。

BOYNEXTDOOR・アリーナ公演より/(P)&(C) KOZ Entertainment.