
「こんな話するようになったのね……」。マツコ・デラックスと有吉弘行が、14年にわたる番組共演を振り返りしみじみする一幕があった。
6月27日に放送された『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日)では、視聴者から寄せられた「虹を見た時、月があまりにも大きかった時、必ず写真を撮るのですが、なんか伝わらない写真なので、結局消去します。毎回この写真撮ってるなと思うもの、ありますか?」という疑問が紹介された。
これを受け、有吉弘行は「海も撮るし、神社の入り口も絶対撮る」と即答。マツコが「月、撮る?」と聞くと、有吉は「月も噂になった時は撮る」と答えた。マツコは「スーパームーンとか月が赤くなった時、アタシも絶対撮る」とした上で、「気に入らなくて全部消去してる」と視聴者の意見が理解できる様子だった。

そんな中で有吉は昨今のスマホの優れた編集機能について指摘。写真を自動的に解析してスライドショーなどにまとめてくれるスライドショー自動作成機能について説明すると、マツコは「そんなのあるの?」と驚いた。
マツコは写真を撮ってもミッツ・マングローブをはじめとする古の仲間ばかりが被写体になってしまうことを明かしつつ、有吉は「それでも(スライドショー自動作成機能は)良いと思う」と伝え、マツコは「(写真を)数多く撮っとかないとね。それで楽しかったらカメラをちゃんとやればいいんだからね」とポジティブな気持ちになっていた。
続けてマツコが「こないだ青森に行ったのよ。今まではさ、記憶にとどめとけばいいやと思っていたんだけど、だんだん死の足音が近づいてくると、『これを撮っておきたい』と思うようになる」と言うと、有吉も「写真1枚あると思い出が蘇るんだよね」と同調した。
その上でマツコは「なんかごめん、全然違う番組になってきて。歳をとったの!」「もうこの番組も『怒り』の時から入れたら何年やってる?」と語る。『マツコ&有吉 怒り新党』スタートから14年が経過したが、2人は思い出話をしながら、最後にマツコは「こんな話するようになったのね…」としみじみし、有吉も「本当だよね。14歳も年を取るとね」と話した。
(『マツコ&有吉 かりそめ天国』より)

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