増田陸は自身初の4番、最初の打席で2点適時打を放った(C)産経新聞社

 巨人・増田陸が3日の阪神戦(甲子園)に「4番・一塁」で先発出場。

 初回、先頭の丸佳浩が中前打、オコエ瑠偉が右前打で無死一、二塁。続く泉口友汰送りバントを失敗し、一死一、二塁となったところで最初の打席を迎える。

【動画】これぞ4番の仕事!増田陸が初の4番、第1打席で豪快な2点適時打をマークしたシーン

 ここまで4番を務めていた吉川尚輝がこの試合では先発を外れ、第95代の4番打者に抜擢されていた。

 相手左腕、伊原陵人の投球に対し、2ボールからファウルで4球粘り、7球目のカットボールを捉えた。左翼フェンス直撃の2点適時二塁打を放ち、塁上ではホッとした表情を浮かべるシーンもあった。

 チームはこのカード、2連敗。前日には8回のクロスプレーをめぐって、阿部慎之助監督が退場処分を受けていた。

 何としても負けられない戦いの中で大事な先制点を奪う活躍を示したヤングジャイアンツにはファンの間からも「ナイスバッティング!」「覚悟決まった増田陸は神」「天才すぎる」「ついに4番、きたね」「もう、ずっと4番でいいんじゃない?」「かっこよすぎる」など様々な反応が上がっている。

 18年のドラフト2位入団。元々潜在能力の高さは知られていたが、ここ数年は故障離脱の期間も多く思ったように成績を残せてなく、昨年1軍出場はわずか4試合に終わっていた。背水の陣として臨んだシーズンで本来のパンチ力ある打撃を存分に披露、負けん気の強さもよし。今のチームに必要な闘争心あふれるプレースタイルでチームを鼓舞している。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

巨人25歳内野手は「もう、ずっと4番でいいんじゃない?」昨年わずか1軍4試合出場からの這い上がり、吉川尚輝に代わって初の4番でいきなりのタイムリー「かっこ良すぎる」