
「トヨタ最高峰にふさわしい2700万円」これぞ“ものづくりの極致”…3.5L V6エンジン搭載“センチュリー SUVタイプ”が一部改良して登場の画像一覧
トヨタからSUVタイプの新型「センチュリー」の一部改良が発表された。1967年に誕生した「センチュリー」はトヨタにおける最上級ショーファーカーとして知られているが、2023年9月にはセダンよりも大きな車高と最大75度まで開くリアドアを採用し、自然な姿勢で乗降できる、新しいショーファーカーを目指したSUVタイプの「センチュリー」も登場した。長い歴史を持つサルーンタイプも継続生産されているが、今回の一部改良はSUVタイプの「センチュリー」で行われた。
新しいショーファーカーを目指したSUVタイプの「センチュリー」
2023年9月に登場したSUVタイプの「センチュリー」は、トヨタの最高峰にふさわしい品格や静粛性・乗り心地をサルーンから継承しつつ、「人中心の思想で設計された快適な移動時間と室内空間」を実現した新しい時代のショーファーカー。
堂々としたボディサイズとプロポーションに日本の美意識をちりばめ、時代に左右されないセンチュリー独自の世界観を表現。職人による精緻な彫刻が施された「鳳凰(ほうおう)エンブレム」や、塗装面を徹底的に磨き上げて圧倒的な光沢をもたらす「鏡面磨き」など、ものづくりを極めた“匠(たくみ)”の技術で作り上げられている。
新しい時代のショーファーカーらしく、パワートレーンに最高出力262PS、最大トルク335Nmを発生する3.5L V6エンジンに、フロントとリアに2モーターを組み合わせた4WDのプラグインハイブリッドシステムを採用。静かで滑らかな、快適な移動をもたらす。
リアの調光機能付きプライバシーガラスを3段階調光式に変更
今回行われた一部改良では、リアドアとリアクオーターガラスに採用されている調光機能付きプライバシーガラスに「半透明」を追加し、「調光」「透明」と合わせて3段階調光機能を可能にしたほか、サスペンションのチューニングを見直し、乗り心地を一層向上させたのが大きな変更点。
調光機能付きプライバシーガラスは、透明な2枚の合わせガラスに挟まれた特殊なフィルムを調節して、柔らかな外光を取り入れた落ち着いた室内空間を作り上げる装備。
目的地まで安全にかつ快適に移動することがショーファーカーの最大の使命であり、その実現のために「センチュリー」はさらに磨きがかけられた。
一部改良を受けた新しい「センチュリー」の車両価格は¥27,000,000(税込)と発表されている。
「トヨタ センチュリー プラグインハイブリッド」スペック
全長×全幅×全高 5,205×1,990×1,805mm
ホイールベース 2,950mm
車両重量 2,570kg
エンジン V型6気筒DOHC横置+2モーター
総排気量 3,456cc
最高出力 193kW(262PS)/6,000rpm
最大トルク 335Nm(34.2kgf・m)/4,600rpm
フロントモーター最高出力 134kW(182ps)
フロントモーター最大トルク 270Nm(27.5kgf・m)
リアモーター最高出力 80kW(109ps)
リアモーター最大トルク 169Nm(17.2kgf・m)
バッテリー容量 51Ah
駆動方式 4WD
トランスミッション 電気式無段変速
WLTCモード燃費 14.2km/L
メーカー希望小売価格(税込) ¥27,000,000
文/近藤暁史 写真提供/トヨタ自動車

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