
「ニオイの新常識“皮膚ガス”って知ってる?」体臭の正体と3つの発生ルートを徹底解明!プロが伝授する“原因別最新ニオイ対策マニュアル”を大公開の画像一覧
男性版フェムテック=「メンテック」という言葉が浸透しつつある。メンテックの課題のひとつが体のニオイケアだ。最近の研究で、体臭の原因はとある成分であることがわかった! 最新のニオイ情報を勉強してしっかり対策しよう!
1. 皮膚ガスって何?⇒「体から発生するガスの総称」
人間の体の表面からは常に揮発性物質(ガス)が発生しています。皮膚ガスとは、その揮発性物質の総称です。現在わかっているだけでも皮膚ガスは800種類以上あり、その中の数種類は体のニオイとして発する成分を持っていることがわかっています。
ニオイの元となる皮膚ガスの経路は、
❶汗・皮脂由来
❷血液由来
❸汗腺由来
の3パターン。
一般的にいわれているミドル脂臭や加齢臭、お酒のニオイ、酢酸のようなニオイなど体のニオイはすべて3パターンのどれかに当てはまります。発生元によって対策は異なることも覚えておきましょう。
・皮膚ガスは現在800種類以上が見つかっている
・皮膚ガスの中には体のニオイの原因となるものがある
・ニオイの原因となる皮膚ガスには3パターンある
2. 発生パターン別 皮膚ガス対策法
① 汗・皮脂由来
対策法 ⇒「汗をかいたら濡れたタオルで拭く。朝風呂も◎」
ミドル脂臭、加齢臭、汗臭などと呼ばれているニオイはこの発生パターンになります。体の表面にある汗や皮脂から発生するガスです。汗や皮脂自体は、あまりニオイはありません。ですが、皮膚の表面にいる常在菌というバクテリアが汗や皮脂を食べて分解するとニオイ物質に変わるのです。
この皮膚ガスは、顔、首、耳の後ろ、うなじ、背中、胸など汗の分泌が多い部位から発生します。汗・皮脂由来のニオイは洗えば落ちるので、朝シャワーを浴びる、またはお風呂に入ると効果的です。
汗は放置するとニオイに変わるので、汗をかいたらすぐ拭きましょう。乾いたタオルで拭くとまた汗をかいてしまうので、濡れたタオルかウェットシートがおすすめです。仕事中や外出時、頭髪は対策しづらいですが、風通しのいい場所や換気のいい場所に行くだけでも違いますよ。
編集部のおすすめケアグッズ
汗臭からミドル脂臭のニオイの元まで落とし、頭皮のねっとりアブラ、体・顔の汗やベタつく皮脂、汚れ、菌をまとめて落とす。保湿成分配合で肌や頭皮をうるおいある状態に。無香料・無着色・ノンシリコーン処方。
② 血液由来
対策法 ⇒「腸内環境を整えて、できればしっかり睡眠を」
食べたものが分解された成分など、血液にはいろいろな成分が流れています。その中でガスになりやすいものが皮膚の表面に染み出したのが血液由来のニオイです。例えばお酒を飲みすぎると、アルコールが分解されてできるアセトアルデヒドという成分が、血液を通って皮膚表面に出てきます。
また、ストレスがかかったり疲れがたまったりすると血液中でアンモニアが多くなり、皮膚表面に出てきます。これが疲労臭ですね。ツーンとするニオイが特徴です。
血液由来のニオイは全身から発するのと体を洗っても落ちないという特性があります。対策としては腸内環境を整えるのがいいでしょう。ビフィズス菌入りのヨーグルトやビフィズス菌の餌となるオリゴ糖を一日一回食べることで軽減できます。さらに、しっかり寝て疲れをとることができればなおよいでしょう。
編集部のおすすめケアグッズ
ビフィズス菌の栄養源となるミルクオリゴ糖(ラクチュロース)を1本あたり2g配合したシロップ。1本摂取で腸内環境を、2本摂取で便秘気味の便通を改善する機能が報告されている。ミルク由来の優しい甘さで、飲み物に入れたりヨーグルトにかけても◎。
③ 汗腺由来
対策法 ⇒「かいた汗は放置せず拭く。汗をかく習慣をつける」
汗はもともと血液が原料ですが、血液中の成分が汗に移って皮膚表面に出てきてガスとなって発散されるのが汗腺由来のニオイです。汗臭と呼ばれる酢酸の酸っぱいニオイが特徴ですね。名前の通り、このニオイは汗腺が多い部位から発散しやすく、特に腋に気をつけましょう。
対策は、汗・皮脂由来のニオイと同じく洗えば落ちるので、朝シャワーを浴びたり汗をかいたら濡れたタオルなどで拭いたりするといいです。また、汗・皮脂由来、汗腺由来どちらのニオイにもいえることですが、普段から汗を多くかく人のほうが臭くなりにくいです。
例えば、冷房に長くあたっていると汗腺の一部が休止してしまい、ベトベトした汗が出るようになります。この汗は乾きにくく、放置するとより臭くなるのです。運動やお風呂、サウナなどで普段から汗をかく習慣をつけましょう。
編集部のおすすめケアグッズ
メンズビオレでは新配合となる汗蒸散パウダーが、ベタつきの原因となる汗や皮脂を吸着し、長時間サラサラ感を持続。花王独自の技術を応用し、たっぷりの液を含浸しながらパウダーを高配合するという2つの機能を両立している。

コメント