2026年放送予定の「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」のタイトルロゴデザインが公開された。デザインを国際的アーティストの空山基氏が手がけている。タイトルロゴを改めた特報映像とティザービジュアルも公開されている。

同作は、士郎正宗氏が1989年に発表したサイバーパンクSF漫画「攻殻機動隊」を原作とするアニメ版の最新作。アニメーション制作を「ダンダダン」のサイエンスSARUが担い、同作で副監督を務めたモコちゃんが初監督に挑む。シリーズ構成・脚本として「ゴジラ S.P <シンギュラポイント>」を手がけた小説家円城塔が参加する。

空山氏は、1978年に発表された、女性の人体美をロボットに取り込んだ「セクシーロボット」シリーズで知られるイラストレーター。99年にはソニーが開発したエンタテイメントロボット「AIBO」のコンセプトデザインを手がけ、01年にはロックバンド「エアロスミス」のアルバム「Just Push Play」のジャケットにイラストが採用されている。今年2月には、上海で自身最大規模となる回顧展「光、透明、反射」を開催した。

タイトルロゴなどは、アメリカ・ロサンゼルスで開催中の「Anime Expo 2025」内の「THE GHOST IN THE SHELL × Science SARU: New Animation Project Panel」で発表された。ステージでは「攻殻機動隊」全アニメシリーズを横断する史上初の大規模展「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」の情報も公開された。同展は、26年1月30日4月5日に東京・虎ノ門ヒルズ TOKYO NODEで開催される。

空山氏からのコメント全文は以下の通り。


【空山基(タイトルロゴデザイン)】

今回改めて原作に基づいた「攻殻機動隊」アニメーションができるということで、士郎正宗さんへの私なりの尊敬と愛を込めてデザインしました。
攻殻機動隊」のコンセプトに沿いつつも、私の美学を反映させています。
見慣れたロゴもアイデアとコンセプト次第で生まれ変わることができるということを証明できたと思います。

ティザービジュアル第2弾ver.Hajime Sorayama (C) 2026 Shirow Masamune/KODANSHA/THE GHOST IN THE SHELL COMMITTEE