津田健次郎が、7月4日に都内で開催された映画「キャンドルスティック」初日舞台あいさつに登場。主演の阿部寛、共演の菜々緒、サヘル・ローズ、YOUNG DAIS、メガホンをとった米倉強太監督と共に、撮影時のエピソードなどを語った。

【写真】どちらも眼鏡姿!杏子(菜々緒)&功(津田健次郎)の劇中カット

■津田「阿部さんに水をかけるのか…」

同作は、世界4カ国6都市を舞台に各国の“ろくでなし”たちがAIを騙して大金をせしめるべく、騙し騙され、スリルと策略が交錯する前代未聞のミッションに挑むマネーサスペンス。元「MEN'S NON-NO」専属モデルで、パリ・コレクションGUCCIの広告映像ディレクション、ミュージックビデオ撮影などを担当してきた米倉監督が初めて長編映画の演出を手掛けた作品で、7月4日に全国公開された。

津田が演じる数学者の望月功は杏子(菜々緒)の夫なのだが、杏子が野原(阿部)と出会ったことで離婚へと至る、という役どころ。劇中では功が野原に水をかけるシーンがあり、撮影時のエピソードを聞かれると、津田は「初めてお会いした(撮影)初日で、阿部さんに水をかけるのか…っていうのが」と、いきなり緊張感あるシーンの撮影に苦心したことをこぼすと、阿部も「まだお互いにどういう人か分からないですしね」と同調。

続けて津田は「僕が芝居を始めた頃に阿部さんの舞台とか拝見していて、『あっ!阿部さんだぁ…』(憧れの目)ってなっていたんですけど、水をかけるのか…と(笑)。リハもできないので。失敗しちゃったらメークもやり直しで、衣装も乾かし直さないとだから30分はかかるかな、とかいろいろ考えながら。さすがに緊張しましたね」と振り返ると、阿部は「自分も以前何かの作品で水をかけたときに(相手の)横に飛んでいったんですよ。意外と真っすぐいかないので、すごく心配していました」と笑顔を見せた。

それでも津田は一発OKだったそうで、サヘルが「(そのシーンを)見たときに裏技なんだなと。氷を抜くといいんだなと思って」と感心すると、津田は「(氷があると)痛いからねぇ」とこぼし、阿部は「あれはプロデューサーの実体験らしい。氷があると痛いから、抜いておいたって」とニヤリ。あらためて、津田は「もし水をかける予定がある皆さまはぜひ氷を抜いていただいて」と、ちゃめっ気を交えて観客に呼び掛けていた。

■チャレンジしたいことは「宇宙に行ってみたい」

さらに、今作はチャレンジングな企画であるということから、今後チャレンジしてみたいことをそれぞれ語るコーナーでは、津田は「宇宙に行ってみたいなと思いますね」と言いつつ、「ただ、三半規管はそんなに強くないからロケットとかじゃない技術があればいいなと。僕の努力では全然無理なんで、頑張ってください!と思っています」と大きな野望を語るとともに、科学技術の発展に期待した。

その他、阿部は「(回答は)また次回に」、菜々緒は「バックパッカー&自給自足生活」、サヘルは「滝行」、YOUNG DAISは「函館から青森へ泳いで渡り切りたい」とそれぞれチャレンジしたいことを答えた。

◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT)

津田健次郎/※ザテレビジョン撮影