
阪神は4日のDeNA戦(横浜)に7-1と勝利。今季最長タイの6連勝、2位の広島との差も今季最大の6に拡げた。
先発・村上頌樹は7回1失点でリーグトップタイの8勝目をマーク。4回、佐野恵太の適時打で1点を失うも、その後は粘りの投球で味方打線の援護を待つ。
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迎えた8回に待望のシーンが訪れる。打線は天敵の左腕、アンソニー・ケイに苦戦し7回まで2安打無失点に封じられていたが、2番手の伊勢大夢にかわったところを一気に攻める。
先頭の坂本誠志郎が中前打で出塁、ベンチスタートだった大山悠輔を代打で起用し、左前打とつなぐと、無死一、三塁から近本光司が左前へ同点適時打をマーク。
なおも1死満塁から4番・佐藤輝明が左犠飛を放つ、これが決勝点となった。
2-1と勝ち越した直後、8回から2番手でマウンドに上がった石井大智のパフォーマンスも光った。
頭部死球から先の巨人戦で約1か月ぶりに1軍復帰を果たしたばかり。復帰後これが初の連投となったが、先頭の佐野恵太を低めの直球で中飛に打ち取ると続く宮崎敏郎をフォークで遊ゴロに、4番の牧秀悟に対しては149キロの直球で空振り三振を奪い、三者凡退。相手中軸に対し、16球でしっかりと封じ込め、9回の味方打線の猛攻にもつなげた。
これで復帰3試合をゼロ行進、防御率は圧巻の0.33を記録する。
再び救援エースが戻ってきたことで、一時不安定だったブルペンも急速に息を吹き返してきた。
剛腕の存在感にはファンの間からも「この試合は石井の存在も大きかった」「石井の復帰で一気にブルペンが落ち着いたな」「戻ってきたの、めちゃめちゃでかいな」「格が違う」など続々とたたえる声が上がっている。
チームは投打がかみあって、今季最長タイの6連勝。独走態勢も漂い始めた。これからも背番号69の投球シーンに注目が集まっていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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