アル・アラビは5日、ケニア代表FWマイケル・オルンガの加入を発表した。

 今夏にアル・ドゥハイルとの契約が満了を迎えていたため、フリートランスファーでの加入となる。契約は2027年夏までの2年間。背番号は「14」に決まった。

 現在31歳のオルンガはユールゴーデン(スウェーデン)やジローナ(スペイン)などを経て、2018年夏に柏レイソルへ加入した。2019年のJ2リーグ最終節で京都サンガF.C.から1人で8ゴールを奪うなど、チームの得点源としてJ1リーグ昇格に貢献。在籍3年目の2020年には28ゴールを挙げてJ1リーグMVPと得点王を受賞した。

 2021年1月からアル・ドゥハイルに加入し、5つの国内タイトルを獲得。2021-22シーズンと22-23シーズンは得点王に輝くなど、カタールスターズリーグでは直近4シーズン連続で二桁得点を記録し、在籍約4年半で挙げた130ゴールはクラブの歴代最多得点記録となっている。

 5月末に昨シーズン限りでのアル・ドゥハイル退団が発表され、去就に注目が集まっていたオルンガ。Jリーグのファンからは復帰を夢見る声も上がっていたが、結局カタール国内移籍を果たすことになった。

 アル・アラビはカタール国リーグで7回、カップ戦で9回の優勝を誇る名門だが、2024-25シーズンは12チーム中9位フィニッシュ。オルンガは得点量産でチーム浮上の原動力となることが期待されている。

【公式画像】オルンガがアル・アラビ移籍

カタール国内移籍したオルンガ [写真]=NurPhoto via Getty Images