床が見えないほどモノが詰め込まれていた納戸が、プロの協力を得てすっきり片付く動画がYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で1万9000回以上再生され「捨てるって大事ですよね〜」などの声が寄せられています。

【画像】まさかの大変身

 投稿したのは、片付けのプロチーム「スマイルストレージ」の代表を務める、整理収納アドバイザーの小野寺しょうこさん。YouTubeチャンネル(@smilestorage2525)では、さまざまな事情で片付けることができない依頼主さんの個性や生き方に寄り添う“優しい片付け”の様子を発信しています。

 今回とりかかるのは、元々納戸として使用していた1畳ほどのスペースです。依頼主は、働きながら子どもたちを育てているママさん。

 納戸が使えなくなった理由は、子どもが私物を全部そこに押し込んだのをきっかけに、「とりあえずモノを入れる部屋」のような形になってしまい、1年ぐらい放置した結果、床も見えないほどの量が溜まってしまったとのこと。

 また、依頼主さんは自身も含めてみんな「うっかりガール」だと話します。以前に買ったことを忘れて再び買ってしまったり、あったはずのモノがなくて買ったら、そのあとにどこからか出てくる……といったことがよくあるそうです。

 小野寺さんは、そういった個人の“クセ”のような部分を許せる環境にすればいいと話します。もちろん、意識して変える部分は必要ですが、基本的な自分の性格については「大事にしてていいんじゃないですかね」と、悩む依頼主さんに伝えています。

 「片付けてからどうしたいか?」といった面も含めて、事前にしっかりヒアリングしたら、チームでの作業がスタート。「いる・いらない」を依頼主さんに聞きながら、床に溜まったモノから順に出して、不要なモノは分別しながらゴミ袋に入れていきます。

 別の部屋に確保した作業スペースで、依頼主さんと一緒に要不要を判断していくと、思った以上に「もう要らないです」というモノが多いと分かりました。

 また、一部の収納用品について、買ってみたら使いづらかったと話す依頼主さんに、小野寺さんはその場所や用途に合ったものを選ぶ重要性も指摘しています。

 依頼主さんの思い切りのいい判断と、掃除やゴミの分別もチームの連携によって早く進み、45リットルのゴミ袋20個分ほどのモノを処分することができました! なお、子どもたちとの思い出の品や、彼女たちの推しグッズ、大事な書類や賞状などはちゃんと残しています。

 途中、娘さんが起きてきて「エグきれい」と驚く様子も。片付けにも参加してくれ、「要らないモノがたくさんあると思わなかった」「いつか使うだろうなって思って取っといてたのを見てみると、使わないモノがたくさんあった」と素直な感想を話しています。今回の片付けをきっかけに、かなり大きな気付きを得た様子……!

 最後は残したモノなどを仮で置きましたが、棚のほとんどが空きスペースに。小野寺さんは、「お子さんたちのモノを逃がす場所が必要そうなので」と、棚のなかに“1人1つの空間”をあえて作り、「(最終的には)自分の部屋に移動してもらうことになる」と、以前のようにならないようなルールを決めています。

 依頼主さんは、久しぶりに床が見えたことに感激。「お掃除までありがとうございます」と感謝を伝え、「こういう機会がないと片付かない」と、小野寺さんに依頼してよかったと話しています。

 動画には、「エグい量捨ててエグ綺麗になりましたね」「依頼者さんが潔く捨ててらっしゃって、すごくスッキリ!」「物と向き合えて良かったですね」とビフォーアフターに感動した人の声から、「片付けって、人に頼んだことが無いのだけど、迷ってるときはプロに思い切って依頼するってありだなぁと、この動画観て思ってます」といったコメントも寄せられています。

 今回のお宅は、キッチンの片付けも同時に依頼しており、YouTubeチャンネル「小野寺しょうこ・片付けドキュメンタリー」にて続編(キッチン編)が公開中。片付けの様子や撮影の裏側はInstagram(@smilestorage_muca_handmade)でも見ることができます。訪問お片付けサービスの詳細はホームページおよび「くらしのマーケット」のページから確認できます。

画像提供:YouTubeチャンネル「小野寺しょうこ・片付けドキュメンタリー」さん

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