
中野はここまで失策わずか1と高い守備力を誇る(C)産経新聞社
阪神が独走気配を示し始めた。
6日のDeNA戦(横浜)に5ー1と快勝。初回に森下翔太、佐藤輝明のアベックアーチが飛び出すなど、絶好調。破竹の8連勝、貯金も今季最多の「15」となった。
【動画】これでニゴロはえぐい!宮崎の右前へ抜けるかと思われた当たりを高い守備力でアウトにする中野
まずは初回、好投手、アンドレ・ジャクソンの立ち上がりを攻めたてる。一死一塁から森下がチェンジアップを捉え先制2ランを放つと、続いて打席に入った先輩、佐藤輝も負けてはいない。
内角直球149キロを捉え、横浜の空に豪快なアベックアーチを放った。
味方打線の援護もあり、先発左腕、伊藤将司は7回5安打1失点。相手主砲、牧秀悟に1発を許したものの最少失点と試合を作り、交流戦から合流した実力派左腕は負けなしの3勝目をマークした。
また2カード連続のスイープ、圧巻の8連勝達成の裏には堅い守備力も光る。
正二塁手の中野拓夢は4-1で迎えた4回一死の場面。相手主軸、宮崎敏郎の右前へ抜けるかと思われた当たりを広い守備範囲でカバー。打球に飛びつくとすぐさま一塁へ送球。ピンチの芽を摘む好プレーとなった。
2022年に遊撃手としてゴールデン・グラブを獲得した中野は23年に岡田彰布監督就任に伴い、セカンドへコンバート。今季は特に二塁手としてここまで失策はわずか「1」と、土のグラウンドを本拠地にする中で異例の高い守備力をキープし続けている。
ほかにも今季はサード・佐藤輝、ファースト・大山悠輔も含む、内野陣の守備の堅さも快進撃の大きな要因となっていることは間違いない。チーム守備成績はリーグ最少の「32」(6日現在)と堅い守備が投手力のチームに勢いを与えている。
中野の守備力をめぐってはファンの間からも「えぐすぎる」「タイガース首位の陰の立役者だと思います」「査定に加味してほしい」「阪神全体無敵すぎ」など反響もじわじわと拡がっている。
投打に加え、鉄壁の守備力とまさに向かうところ敵なしの藤川阪神。次カードは2位広島とマツダでの3連戦。連勝記録をどこまで伸ばすか、引き続き戦いぶりが注目を集めていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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