
【明治安田J1リーグ】ファジアーノ岡山 0-1 サンフレッチェ広島(7月5日/JFE晴れの国スタジアム)
疑惑のジャッジに不満が殺到した。中国ダービーはラストプレーで決勝ゴールを決めたサンフレッチェ広島に軍配があがった。しかし、試合終了間際には岡山からすると流れを止められたようにも感じられる判定があり、ファンは納得がいかない様子だ。
7月5日にファジアーノ岡山はサンフレッチェ広島と対戦。4月のアウェイ開催の試合でJ1リーグで初となる“中国ダービー”が実現し、昇格組の岡山が1ー0の接戦を制していた。
今回の中国ダービーも堅守が持ち味のチーム同士の対戦ということもあり、拮抗した試合展開に。スコアレスのまま後半アディショナルタイムに突入した。
迎えた90+6分、岡山が敵陣に押し込むシーンが増えた中で、流れが変わるキッカケとなる疑惑の判定があった。
広島が最前線のFW木下康介の高さを活かしたカウンターを狙うと、これを岡山MF藤田息吹が相手のパスをカット。ベテランらしい読みの鋭さでカウンターを防いだかと思われた。
映像では身体でパスをカットしたようにも見えるが、近くで見ていた主審はハンドと判定し、岡山の選手たちはこれに抗議。しかし広島ボールのリスタートになると、これ以降にアウェイチームがボールを保持する展開に。その流れでラストプレーでコーナーキックを獲得してゴールに結びつけた。
解説を務めた林陵平氏は「ハンド?」「身体ですよね」と疑問を呈し、SNSでも話題に。ファンからは「拡大映像がないから絶対とは言えないけど、映像見た感じと本人の抗議見ると横顔だったと思うんだが」「タラレバになるけど、まじで藤田さんの謎のハンド判定よ…」「どこがハンドなん」「さっぱり理解できん」「試合の分岐点」「あれなければ攻撃が続いていたのに」「納得出来ませんでした」と不満の声が寄せられた。
一方で「ピッチサイドシートの自分の席からよく見えてたのですが、その時の感想は『顔にあたって痛そう』でした。その後笛吹かれて周りの人も???となってました。でも手に当たったのだと思います」「右腕上がりすぎだし逆向きでようわからん。逆アングルからのリプレイがあれば判っただろうけど」という声もあるように観客や視聴者も判断しにくい部分もたぶんにあったようだ。
試合は90+7分に中村草太の得点で先制した広島が勝利。岡山からすると、引き分け濃厚の展開から勝ち点を失う痛恨の展開となってしまった。

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