
主演作「映画『F1(R) エフワン』」が大ヒット中のブラッド・ピットが、続編への期待とトム・クルーズとの再共演の可能性について語った。
「映画『F1(R) エフワン』」は、往年の名ドライバー、ソニー・ヘイズ(ブラッド・ピット)が最下位チーム「エイペックス」で現役復帰を果たすストーリー。製作費約2億5000万ドルの大作で、「トップガン マーヴェリック」で高い評価を得たジョセフ・コシンスキー監督とプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが再び組んだ。6月27日に全米公開され、初週末で全米興収5700万ドル、世界興収1億4630万ドルの好発進を切った。
ピットはアラブ首長国連邦のザ・ナショナル紙の取材で「自分勝手に言えば、また運転したいと思っている」と続編に前向き。「でも、あくまでジョシュア・ピアース(ダムソン・イドリス)とチームがチャンピオンの座を争う話に焦点を当てるべきだ。ソニーはどうなるかって? たぶん、ボンネビル・ソルトフラッツでスピード記録を出しているかもしれない。現時点ではそれ以上は何とも言えないけど」とアイデアを明かした。ボンネビル・ソルトフラッツは、地上最速を競うモータースポーツ「スピードウィーク」の開催地だ。
本作のヒットを受け、「こういう映画が人々をひとつにすることができるって、それだけで本当にうれしい。映画の力はすごいんだ」と喜びを語った。
さらに、本作のロンドンプレミアに駆け付けたトム・クルーズとの再共演の可能性についてもコメント。ジョセフ・コシンスキー監督はもともと「フォードvsフェラーリ」で、ピットとクルーズを起用する構想を持っていたが、スタジオが予算に難色を示したことで実現には至らなかった。
ピットは幻の作品について、「作品が製作される10年前くらいに、トムがシェルビー役、僕はケン・マイルズ役で検討していた。でも、トムがシェルビーはあまり運転しないと気づいたときに、この企画は立ち消えになった」と明かした。
コシンスキー監督は、映画「F1(R) エフワン」続編がクルーズ主演の「デイズ・オブ・サンダー」続編とのクロスオーバーになる可能性を英GQ誌で語っている。「今の構想では、トム・クルーズ演じる『デイズ・オブ・サンダー』のキャラ、コール・トリクルが登場して、彼とソニー・ヘイズ(ピット)には過去に因縁があるっていう話にしたい。『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の撮影中に彼らがゴーカートでバトルしたって話を聞いたんだけど、そんな彼らが本格的にサーキットでぶつかる姿、誰だって見たいだろ?」
ピットは「続編はどうなるかはまだ分からないけど、僕はぜひやりたいと思っている」と、クルーズとの再共演に意欲を示した。

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