彼女のトヨタ「セリカLB」が初めての愛車! 水中花にカセットデッキなど当時物インテリアに注目

18歳で手に入れた人生初の愛車はセリカLB

さいころから父親の影響で旧車が大好きになり、18歳になってからすぐにAT限定免許ではなく普通免許を取得。「一番最初に買ったクルマがこれなんです」と明るく話してくれたのが、トヨタTA27型「セリカLB」に乗る静岡県在住の“サク”さんだ。ただ旧車が好きという思いから始まった“サク”さんと愛車とのストーリーとは?

運命の出会いは突然に

免許取得後は、自分のクルマにするなら父親が乗っている日産F30型初代「レパード」と決めていたらしいが、そのクルマは惜しくも調子が悪くなり、修理からなかなか戻ってこなかった。そんなとき、父親の友人から「良い旧車があるけど乗る?」と声をかけられたのがセリカLBだった。現車を見てすぐに気に入り、購入を決意したそうだ。

“サク”さんに旧車の魅力について聞くと、

「今まで乗ってきてくれた人が大切に乗り続けてくれたから今でもこうしてちゃんと動くわけで、愛情を注いだ人の思いがクルマに込められている点に魅力を感じます。それぞれの思いが繋ぎあって、今も存在する。それが私にとって突き刺さるポイントになっています」

と話す。

父と一緒に仕上げた理想のフロントフェイス

旧車マニアというわけではなく、ただ“好き”という理由からセリカLBを購入したサクさん。ただ、自分の愛車となったからには、自分のやりたいことや好きなことを思う存分楽しみたい。それはどこかに出かけることだけでなく、見た目も含めて「私の愛車」として作り込みたいという思いがある。そんな理由から、ヘッドライトが角目4灯になっているのが特徴だ。

一番最初にセリカに出会ったときに思ったのが、「ヘッドライトは丸目よりも角目の方が好みかも」という点。そこから旧車好きの父親にも相談し、角目4灯仕様を完成させた。

このライトを装着するためにグリルなどはすべて取り外し、中央部には汎用ネットを製作してコアサポートにマウント。さらにビニールテープを使ってヘッドライトをちょい細目にして、愛らしい角目セリカフェイスにしたのが“サク”さんの自慢だ。

水中花にロンサムカーボーイ…当時物にこだわったインテリア

エンジン本体は1.6Lのノーマルで、吸排気系を少しだけいじってマフラーのみ交換。サスペンションも純正のままだが、車高がちょっと高すぎるように感じたため、なんと自分でベビーサンダーを使ってサスカットしたというから驚きだ。「自分でやれることは何でもやってみることにしている」とのこと。

旧車好きの父親の影響もあり、当時物にこだわったスタイルにも注目。ホイールは14インチSSR マークIIIで、室内には32φのレザーステアリング、中央のホーンボタンは漢字で「夜露死苦」とアレンジ。さらに、シフトノブは水中花で、オーディオは懐かしのカセットデッキ「ロンサムカーボーイ」をセット。

トヨタ セリカLBとオーナーを紹介

リアに目を向けると黄色いロールバーまで装着されている。シートやダッシュボードを含め、全体の状態はとてもよく磨かれていて、“サク”さんのクルマに対する深い愛情が伝わってくる。シフトレバーに置かれた、愛車と同じカラーのミニカーもポイントだという。今後については、「綺麗な状態をキープしたまま、今と変わらず楽しんで乗りたい」と話してくれた。

The post first appeared on .
トヨタTA27型 セリカLBとオーナーの“サク”さん