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寝てないと減点? 睡眠が重要なのが特徴のストリートファイター6大会

 7月5日に、エスエス製薬主催の「睡眠計量 e-SPORTS CUP <SLEEP FIGHTER II> Supported by ドリエル」が開催されました。「ストリートファイター6」の大会ではありますが、睡眠をスコア化して対戦ポイントに影響するというのも、本大会の特徴となっています。

 大会までの一定期間に、睡眠計量が義務付けられ、基準に満たない場合は原点のペナルティを科すという本大会限定のルールも特徴となっています。さらに前回と比べて、新たに「夢オチルール」が追加されました。睡眠スコアが優れているチームに「夢オチ権」を付与。夢オチ権を使用すると、各チーム1試合につき1回のみ「このゲームは夢だったことにする」=再選が可能となり、前回よりも睡眠の質の高さが重要視されるようになりました。

 チームAがどぐら選手、なるおさん、SAHAKAさん、因幡はねるさん、一条莉々華さんの「バキバキシャカトリス」、チームBが板橋ザンギエフ選手、ハイタニさん、Zerostさん、夕刻ロベルさん、龍ヶ崎リンさんの「快眠!おじベロス」、チームCがカワノ選手、YASさん、ドンピシャさん、風見くくさん、花京院ちえりさんの「ドライブゲージファイナンス」、チームDはShuto選手、べてぃさん、ふらんしすこさん、常闇トワさん、カルロ・ピノさんの「SLEEPINKDRAKE」の4チームによる対決となりました。

寝てないってヤバいかも!
寝不足体感コントローラー「NEBUCON」を試した

 対戦結果については、どのチーム同士の対決も白熱した戦いになっているのえで、ぜひアーカイブをチェックしてみてください。今回、会場にはもう1つ気になる“デバイス”が置いてありました。

 それは、寝不足体感コントローラー「NEBUCON」です。ドリエルが独自開発したレバーレスアケコンで、最大の特徴は、寝不足状態でのプレイ時に起こる「判断ミス」や「判断遅延」が再現できるという点です。どういうことかというと、フレーム遅延を2F(フレーム)ごとに設定でき、遅延なしの「NOMAL MODE」、6時間睡眠状態で2F遅延の「SLEEPY MODE」、4時間睡眠で4F遅延の「DROWSY MODE」、徹夜状態で8F遅延の「GROGGY MODE」の4種類が用意されています。

 ボタンでモード切替が可能なほか、ランダム設定もできるようになっていました。会場にも試遊スペースがあり、実際に試してみましたが、8F遅延となると攻撃もモサっとしていて、コマンド入力はできるのですが、相手の攻撃のほうが先に当たったりしてモヤモヤしました。徹夜で8F遅れると考えると、やっぱりゲームにおいて睡眠は大事なんだなと改めて感じました。

ドンピシャさんにインタビュー
チームメンバーの練習量に感動

 そして今回、出場者のなかから三人称のドンピシャさんにインタビューさせていただきました。本大会についてや、普段の睡眠についてなどをお聞きすることができたので紹介します。

──1回戦となるふらんしすこさんとの対戦はいかがでしたか?

ドンピシャさん:思った以上に冷静に戦えたなと思っています。手堅くいこうと考えていて、それがそのままできたので、勝ちにつながったなといった印象でした。

──ふらんしすこさんは、イケイケというよりどちらかというと相手の動きを待つタイプだとおっしゃっていましたが、待つタイプとの対戦は得意なほうですか?

ドンピシャさん:ガイルの性質上、相手に来させたいキャラクターなので、そのためにジワジワ下がって、シスコさんも来たくなるような距離感を意識しましたね。

──ドンピシャさんのガイルって、普段は結構攻める方かなと思うのですが。

ドンピシャさん:結構攻めるほうですね。そういう後ろめに重心があるなという相手には、かなり手堅くいきます。本来の攻め方とは変えますね。重心を後ろに置く戦い方は、俺のキャラ(ガイル)の方が向いているぞ! ということで。

──今回のドライブゲージファイナンスというチームはどういう印象のチームですか?

ドンピシャさん:先方、次鋒の風見くくさん、花京院ちえりさんが本当にがんばって練習してくれていたので、やはりそれに感化されて自分もやらなきゃっていう思いになりましたね。別の大会もあったんですけど、とりあえず多く練習しようみたいな気持ちになりました。すごくうれしかったです。

──初心者の方がやって(練習して)くれてうれしいというのは、もはやプロの方々と同じ目線ですね(笑)。

ドンピシャさん:自分も対戦格闘ゲームが好きなので、やっぱりうれしいもんですね。こやって、真剣にやってもらえるのは。

──YASさんとカワノさんはいかがですか?

ドンピシャさん:YASさんは始めましてだったんですけど、面白い方でしかもしっかり強いですね。先ほどの対戦ではカッコよさも際立ってました。カワノさんは、相変わらずといった感じです(笑)。ただ、ここぞというときにはしっかりやってくれますよね。なんだか、今回も本当にいいチームだなと、練習のときから思っていました。

──ちなみに、練習配信の際にNEBUCONを使用されていたと思うのですが、いかがでしたか?

ドンピシャさん:ヤバいです(笑)。本当に遅延を作れるので、もしかしたらそのうち海外に行くプロ選手の練習用として、実用的な面も出てくるんじゃないかとすら感じました。

普段の睡眠のオトモはひぐち村長?
興奮した日は自分の試合を振り返って落ち着く

──今回、“睡眠”が大きなテーマと思うので、そのあたりも聞いていきたいのです。本大会では、寝ないとポイントが減点されるというルールですが、そのプレッシャーの中で寝るためにしたことなどはありますか?

ドンピシャさん:今回は、直近で結構大会がありまして、大規模な大会については、出場後に打ち上げもあってかなり疲れていたので、帰った時には限界ですぐ寝ることができました。もう1つのほうは割と終了時間がはやかったので、そこは逆に落ち着いて寝ることができましたね。

──大会終了後はアドレナリンが出ていて寝れないなんてことはないんですか?

ドンピシャさん:普段は興奮して寝れないこともあるので、そんなときはひたすら自分の試合がどういう内容だったかや、ほかの人の配信でどういう視点だったかというのを見に行くこともあります。なので、最近はストリートファイター6関連の動画を観ているうちに寝るというパターンが多いですね。

──大会の日以外で、寝る前のルーティーンはありますか?

ドンピシャさん:ガイル村ってあるんですけど、村長の試合を眺めながら寝落ちしています。なんだかよくわかんないんですけど、安眠効果があって。それが結構ルーティーンになっちゃったので、最近は見ているうちにだんだん眠くなってくるんですよ。村長の動画が寝るスイッチになっている可能性がありますね。

──寝る以外に疲れを取るためにやっていることはありますか?

ドンピシャさん:あんまりないですけど、湯船にしっかりとつかるというのはあります。本当にそれくらいですね。

──ストリーマーさんって深夜まで配信されている方が多いと思いますが、三人称さんはそこまで深夜まで配信されていない印象です。配信の時間帯について、お三方で話したことはありますか?

ドンピシャさん:とくに話したことはないですね。朝方まで配信するというのが僕自身好きじゃないです。寝れないなと思うときも、朝まで配信を続行せずやめることがほとんどですね。

──「ドリエル」や「ドリエルEX」について、どういったイメージをお持ちですか?

ドンピシャさん:ときには頼るじゃないですけど、大事な日や不安な日って誰しもあったりするじゃないですか。そのときにあると安心なんじゃないかなと思います。

──配信でストリートファイター6の練習をされていることも多いですが、配信外でも時間帯でちょっと練習しておこうかなというときはありますか?

ドンピシャさん:全然ありますよ! むしろ最近は配信外の方が多いです。時間帯はまちまちなので、ここという時間帯はないですけど、昼でも夜でもできる時間があればやっちゃいますね。

──ありがとうございました。

三人称ドンピシャさんの安眠のオトモは、ガイル村ひぐち村長? スト6大会「睡眠計量 e-SPORTS CUP」を見てきた