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 日を追うごとに来場者が増加している「大阪・関西万博」を、膨大なX解析データから徹底分析。今週は「ある映画」のモチーフとしても知られる伝統行事が原因で北欧パビリオンのポスト数が大幅に増加。さらに、人気芸能人の来訪で盛り上がる施設やパビリオンにも注目してみよう。

オーストリアパビリオン」ポスト急上昇の理由は「ダジャレ」!? イタリアパビリオンには新たな展示品が登場の予感

 1位は今週も大阪・関西万博シンボル「大屋根リング」。共起語には「絶景」「楽しみ」などのワードが並んでいる。

 2位は「オーストリアパビリオン」。入口の手動ドアと首都「ウィーン」をネタにしたユーモラスな投稿がバズを起こしたことでポスト数が急上昇した。

 また、オーストリアパビリオンは観光大使を務めるHYDEさんやパビリオンで来場者にプレゼントされるカードゲームの話題も注目を集めていた。

 3位「イタリアパビリオン」はバレーボールの石川祐希選手がアンバサダーに就任したことが話題を呼んだ。

また、先週登場した石像「モンテ・プラマの巨人」に引き続き、新たな展示品が日本上陸する予定であることが明らかになり、今後もさらに注目を集めることが予想される。

 そのほか、7月4日の独立記念日にエルモクッキーモンスターなどUSJのキャラクターたちがパフォーマンスを行うことが発表されたアメリカパビリオンが6位、6月26日に満を持してオープンした「アンゴラパビリオン」が7位にランクインしている。

 果たして次週は、どのパビリオンが注目を集めるのか?来週のランキングもお楽しみに。

エリアLOVEWalker総編集長・玉置泰紀からひとこと

 不動の一位の大屋根リングですが、月曜日に取材に行ってきて、改めてしっかり一周回ってきました。暑い中でも風が気持ちよく、植栽の花も実に綺麗でした。季節が変わって、ユスリカは全くおらず、二重になっているコースの上の方からのパビリオンの眺めは最高で、リングの外側の景色、特に海の眺めは絶好です。7月2日から森美術館(六本木)で始まった『藤本壮介の建築:原初・未来・森』に行ってきましたが、5分の1の大屋根リングの模型が登場し、実際に潜れるのですが、感無量でした。

今回の集計の詳細は以下のとおり。
集計期間:2025年6月23~6月30
解析対象:「大阪・関西万博パビリオン名・施設名」を含むX(旧Twitter)上での投稿
抽出件数:78,846件

 角川アスキー総合研究所は2015年に、東京大学生産技術研究所喜連川・豊田研究室と、アジア圏で唯一ツイートデータの全量を取り扱うことができるNTTデータ、そしてTwitter Japanと共同で「Twitterトレンド解析システム」を開発した。それ以来、当社が持つエンターテインメント用語辞書(300万語以上)に収録されたワードをもとに、日本国内でのエンターテインメント分野に関するツイートを対象にした解析を行っている。

 解析内容としてはツイート内でのワード出現傾向の分析に加えて、ツイートテキストを対象にした投稿者の推定属性情報(NTTデータ提供)や、各種統計データなどを組み合わせた分析などを行っており、報道機関や、企業・自治体等に幅広く活用されている。なお、「X(旧Twitter)トレンド解析システム」によるXのリアルタイムな集計結果は、「ついラン」でも見ることができる。
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