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 万博で、まさにいま注目されているトピックを紹介する日刊大阪・関西万博7月7日(月)は、イタリアパビリオンに新たに登場した1800年前の彫像「ヴェナフロのヴィーナス」が話題を呼んでいる。

 この「ヴェナフロのヴィーナス」はヴェナフロ考古学博物館が所蔵するローマ時代(2世紀)に作られた、大理石製の彫像。一部投稿などで「コピー」「レプリカではないか」という声も上がっているが、それはこの作品がギリシャのヘレニズム期の彫刻を模したものであることが誤って伝わったものではないかと思われる。

 なお、この「ヴェナフロのヴィーナス」の詳細についてはブロガー・コラムニストのヴィズマーラ恵子さんが解説した投稿が詳しく、それによるとこの彫刻は1958年に住宅建設工事中に偶然発見された。出生後のヴィーナスが水浴び後に身体を隠す「恥じらいのヴィーナス」ポーズが特徴で、ヘレニズム美術の伝統を受け継ぐローマ期の象徴的遺物とされ、ヴェナフロの文化財の代表となっている。

 このニュースに対し、X上では「毎月パーツが届くじゃん。ディアゴスティーニ方式で作ってんのかよ!!!」「イタリア館、4月に行ったんだけどもう1回行かなきゃ」「普段は大きな美術館や博物館で展示されている大切な物をこんなに遠くから、しかも壊れるかもしれないのに運んでくれるなんてホントすごい」「最終日にはどうなるか楽しみ」など絶賛するコメントが寄せられている。

「まるでディアゴスティーニ」!? イタリア館に新たな美術品「ヴェナフロのヴィーナス」登場!