
吉沢亮が主演を務め、横浜流星、渡辺謙らが出演する映画「国宝」。6月6日の公開から7月6日までの1か月間で、興行収入が44.8億円、観客動員数は319万人を突破した。4週連続で金土日の前週比を更新し、引き続き反響を呼んでいる。
■「国宝」ストーリー
後に国の宝となる男は、任侠の一門に生まれた。この世ならざる美しい顔をもつ喜久雄(吉沢)は、抗争によって父を亡くした後、上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎(渡辺)に引き取られ、歌舞伎の世界へ飛び込む。そこで、半二郎の実の息子として、生まれながらに将来を約束された御曹司・俊介(横浜)と出会う。
正反対の血筋を受け継ぎ、生い立ちも才能も異なる二人。ライバルとして互いに高め合い、芸に青春をささげていくのだが、多くの出会いと別れが、運命の歯車を大きく狂わせていく。
血筋と才能、歓喜と絶望、信頼と裏切り。もがき苦しむ壮絶な人生の先にある“感涙”と“熱狂”。何のために芸の世界にしがみつき、激動の時代を生きながら、世界でただ一人の存在“国宝”へと駆けあがるのか。誰も見たことのない禁断の「歌舞伎」の世界を描く。
■東宝配給作品以上初の快挙
7月7日時点で公開5週目を迎えた同作。金土日の観客動員数と興行収入が、前週比を超えて伸び続ける異例の数字を記録している。この数字は、興行収入135億円を突破した「ボヘミアン・ラプソディ」(2018年)に並ぶほどの記録(※興行通信社調べ)。東宝配給作品としては、興行収入を発表している2000年以降、史上初となった。週末観客動員ランキングも、公開3週目、4週目に引き続き、3週連続1位をキープ。(※7/4~7/6興行通信社調べ)
6月末に行われた大ヒット御礼舞台挨拶では、主演の吉沢亮と李相日監督が登壇。吉沢は、「この作品が、本当にたくさんの方に愛していただけて、うれしい限りです」、李相日監督は、「末永くこの『国宝』という作品を愛してください。皆さんにとって宝のようになってくれたらと望んでおります。」と語り、大ヒットへの感謝を伝えた。

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