
第3戦では大谷も4打数ノーヒットに終わった(C)Getty Images
現地時間7月6日に行われたドジャースとアストロズの試合は、アストロズが5-1で逆転勝利を飾った。これによりドジャースは本拠地で同一カード3連敗。2戦目に先発登板し、好投を繰り広げた大谷翔平もこの試合は4打席でノーヒットに抑えられている。ドジャースは打線が迫力を欠き、試合後半にリードを許すと反撃の糸口を掴めないまま、なすすべなく敗れた。
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初戦は1-18で大敗、2戦目は先制しながら4-6で黒星を喫していたドジャース。3戦目もソロ本塁打3本を浴びるなどアストロズに押し切られる形となり、ドジャースタジアムでの同対戦では2008年以来となる屈辱のスイープ負け。
2017年ワールドシリーズで対戦し、後にアストロズのサイン盗みが発覚したことで“因縁のカード”とも称された今回の顔合わせは、ドジャースファンからのブーイングが鳴り響く中で行われながらも、敵地に乗り込んだアストロズに軍配が上がっている。
見事にスター軍団を退けたアストロズに対し、同球団専門メディア『SBNATION The Crawfish Boxes』でも、3連戦のパフォーマンスに賛辞を送っている。
同メディアは今回の結果を受け、「ドジャースタジアムが焦土と化した」と報じるなど、敵地での3連勝という結果を強調。さらに、「MVPを3人擁し、敵意むき出しのブーイングの嵐が吹き荒れるロサンゼルスの地で、負傷者だらけの4A(メジャーとマイナーの間)軍団アストロズが乗り込み、ドジャースを完全支配。3連勝でシリーズを制し、総得点は29-6だった」と完勝の内容を振り返る。
続けて、「フィリーズ、カブスという他のナ・リーグ地区首位チームを下したばかりのこのチーム、もしかして今メジャーで最強なのでは?」と綴りながら、試合展開にも言及。3戦目に先発したルーキーの活躍をフォーカスし、「ライアン・グストとは誰だ?…そう、グストは金でかき集めたドリームラインナップ(オオタニ、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンなど)を沈黙させた男。6回1失点、被安打4、与四球1の快投を見せた」とドジャースへの皮肉も交え、右腕のピッチングを称えている。
ドジャースは先月からカード勝ち越しを続けていただけに、今回の3連戦は予想外とも言える結果に。オールスター前残りの6試合で、ふたたび勢いを取り戻すことができるだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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